方便とは・・・

　残黒泡盛ハイボールなるものが１本100円で売っていまして買い込んできました。酒でも飲まないと語れない様な馬鹿馬鹿しいニュースです。

『民主党の鳩山由紀夫前首相は２０日、米軍普天間飛行場の県外移設断念の理由に米海兵隊の抑止力を挙げたのは「方便だった」と発言したことについて「方便とは真理に導くための手段のことだ。真理とは、すなわち辺野古への移設で、そこに導くための手段として『抑止力』と言った」と釈明した。北海道伊達市内での後援会会合で語った。さらに「私の考え方は正しいと思っているが、正しくないなら、いろいろお聞かせ願いたい」とも述べた。』(2011年2月21日沖縄タイムス朝刊)

　今週、月曜日の沖縄タイムスの朝刊です。
　そうかあ、「方便」とは真理に導くための手段のことだったのですね。勉強になりました。これから私も方便を使うことにします。
　飲んで遅くなった時は「上司からむりやり誘われて、いくら頑張っても抑止力がきかなかった」と嫁に言えばいいのですね。

　しかし、鳩山さんの「真理」が「辺野古移転」とは・・・。ということはあの「国外。最低でも県外」という選挙の時の発言は真理ではなかったのですな。つまり選挙のための嘘の発言だったわけ。
　票を集めるために嘘をついて、嘘が行き詰まると弁明しこれを方便という。
　あっ、「嘘も方便」ってこういうことだったのですね。なるほど、とても勉強になりました。やっぱり総理大臣になる人は頭がいいのですなあ。いやいや、お考えは正しいですよ。

　ただ、その真理への道は険しそうです。
　今日の沖縄タイムスには菅首相は「抑止力は必要」という発言をしたという記事が書かれています。鳩山さんの「方便」に対しては「報道を見て驚いた」と述べています。菅さんは方便とは一体なんだ!と驚いたわけですな。方便、つまり真理に導くことは何事だ!とんでもない!辺野古移設は真理では無いと、こういうことでしょうか。
　確かに辺野古移設が真理とは言い難いでしょう。でも真理でないことをゴリ押ししようとするのもやっぱり困ったことですねえ。