タイコたたきのいえ

建築家とスタジオつきの家創り

工事請負契約

2007-10-26 23:51:00 | 家創り

さて「タイコたたきのいえ」の進行状況ですが、
最近脱線ばっかで全然ブログに書けていませんでしたが、
ようやく、最後のパートナー工務店さんが決定しました。
パチパチパチーっ

今回工事をお願いするのは、建築家との家作りにかけて
豊富な実績を持たれてる「じょぶ」さんです。

どうぞ、よろしくお願いします。

着工・上棟とすんなり進みたいところですが、
現在、建築業界では法改正の嵐が吹きまくっているのです。

というのも、6月の建築基準法の改正以来、
9月末政府が発表した8月の着工件数は
なんと全国で前年比43%減!!!らしいっす

申請が簡単にというか通らないというか、
もはや手探り状態だそうです。

ウチも例外になく、申請から1ヶ月たった今でも確認申請が下りません。
いやー、ホントにこんなに大変な状況だとは思いもよりませんでした。

なんでニュースにならないんだろう?
国が押えつけているのか、大手ディベロッパーが問題ないからなのか?
年金問題といい、どうなってるんだろうこの国は?

とはいえ文句を言ってもしょうがないので、
早く下りることを祈りつつ・・・。

どうやら11月中旬ぐらいには目処が立ちそうです。ホッ

家のタイトル

2007-10-15 00:12:09 | 家創り

さて、いまさらですが家のタイトルを正式に変更しました。
DCPさんに登録して以来、タイトルを少しずつ変更しています。

(素案)   「リズミカルな家」
(土地探し~)「Rhythmical House ~音楽と共に暮らす家~」
(コンペ~) 「Rhythmical Box ~狭遊空間(Leg Godt Studio)~」
(現在)   「Woohaus ~狭遊空間(Leg Godt Studio)~」

もう何がタイトルで、何がサブタイトルなんだが・・・。
いきなり変えると、元が何だったかわからなくなりますしね。

さて新しいタイトル「Woohaus」ですが、建築家の藤本さんが、
コンペの時に提案していただいたタイトルです。

コンペ前は箱っぽい家になるかなと思ってHouse→Boxに変えたものの、
コンペ後決定した、斬新な外観デザインから、Boxはかなり無理があります。

「Woohaus」とは「Woofer」+「House」。
スタジオで叩いたタイコの重低音が、部屋を駆け巡り増幅されて
家そのものが鳴っているイメージです。
ホントに鳴ったら困りますが・・・(^o^)

おそらく、たった1個のスピーカで低音も出せる、
バックロードホーンスピーカーってやつですね。


たっ、確かに似てるかも・・・・

本来、低音を出すにはスピーカが大きくて重くないと出ないですが、
スピーカ内をめぐらすことによって、
小さなスピーカでも理想的な重低音を出力させるんです。

なるほど、これを家に置き換えると
少ない予算でも理想的な暮らしを出力できるっちゅうことですね?


防音室でなにが一番お金がかかるかっていったらそいつはドアだ

2007-10-07 20:23:22 | 防音室

DIYスタジオの衝撃から一夜。
興奮さめやらぬまま、悪い病気がうずきだしました。

さて、スタジオをどう作ればいいのか、
不安は尽きませんが、まず目標だけは明確になりました。

まず、スタジオDIYの一歩目として、
一番コストダウンに有効な防音ドアを
自作することにしました。

重さは木製では最高クラスの80kgぐらいを目指します。
普通の既製品だと20-40kgです。でもスタジオの
鋼製では100kgクラスが当たり前です。

防音ドアについて色々調べてましたが、
施工上、隙間が出来てしまえばそこから音は漏れます。

密封性を高めるためにも、
ノブはグレモンハンドル(@10000円ぐらい)を使いたいですね。



普通の家庭用のドアは大体190×80×3ぐらいですが、
インターネットで自作されている方を見ると、
コンパネのサブロク板を使っている方が多くて
180×90×(6~9)が一般的でした。

ドアとドアの間にグラスウールやロックウールを空気層として
使われている方も多いみたいですが、
DIYスタジオのご主人も言われていたみたいに、
防音には、吸音材なんかより遮音材のほうが圧倒的に
効果的だそうです。

吸音はあくまでスタジオの音場の調整に使うもの。
なので、できるだけ鉛や遮音ゴムを入れて重くしたほうが
よさそうですね。まずはこの方針で検討してみます。

楽しくなってきました。

元気があればなんでもできる

2007-10-07 00:37:34 | 防音室

今日は藤本さんに前々から伺っていた、
防音室をDIYで作られた施主さんの御宅に
見学に行くことになりました。

なんでも聞けば、ご職業は私と同じ技術系の方で
趣味でベースをされている方だそうです。
DIYされたご自宅のスタジオは、
練習はおろかライブまでできるらしい。
凄い・・・。バンドマンの夢ですね。

早速藤本さんと待ち合わせをし、
現地まで車で向かいました。

到着して玄関を拝見すると、
スタジオの看板がギターでできてました。
うわーっ。かっちょえー。

そして、DIYスタジオの施主さんとご挨拶。
早速、地下のスタジオへ。

地下への階段は、青色LEDで電飾され、
すでに一般家庭とは違った雰囲気が醸し出されていました。

こっ、これは、ライブハウスの雰囲気そのもの。
なんだかライブ前の高揚にも似たドキドキ感があります。

手作りの防音扉を開いてびっくり!
まさにこれはライブハウス。
凄い。凄すぎる。

僕が想像していたもの、理想としていたものを遥かに超える
クオリティのスタジオが目の前に!!!

ラック式のドラムに加え、ギターアンプ、ベースアンプ、
キーボード、PAセット、モニターとフル装備だ。
さらにミキサー室まである!
とてもじゃないが個人のスタジオとは思えない。
(実際には貸ライブスタジオとして届出されているそうです。)

驚きなのは、引渡し時には壁はおろか、床・天井も躯体むき出し、
エアコン、ダクトすらない状態だったらしいです。

それをたった一人で完成されたとのこと。
しかも材料は、工務店さんを通じて購入されたコンパネと
床を支える器具、防音シート等のみ。

他は工具も含め、ホームセンター、
プロ用ホームセンターでほとんど購入されたそうです。

照明・電気・音響の配線も、もちろんご自分で
なさっており、ご主人のこだわりが随所に感じらました。

しかも防音性能も一級品で、
真夜中の練習もされているとか・・・。
すっげー。こんなの業者に作ってもらったら
家もう一軒立てれそうデスよ。

その後、土地を探されるときからの話を色々を伺って、
ご主人と奥様の並々ならぬ苦労と、それを乗り越えてきた
強い意志を実感しました。

「普段(ものづくり)の仕事と一緒で、
 なければ作るしかない。
 やる気があればなんでもできる」

ご主人の言葉が印象的でした。

今まで散々悩んで、防音室付きの家を建てる決意をして、
自分の中で葛藤してきたことが、ちっぽけなものに思えました。

遥かに前を見て、家創りをなさってきた先輩に出会えたことによって、
決意と勇気を頂くことができたように思います。

これからも、色々スタジオづくりについて
ご相談させていただくと思いますが、よろしくお願いします


どんだけ狭いかGoogleで敷地を眺めてみよう

2007-10-05 22:12:48 | 家創り

さて、今更いうまでもなく、ウチの敷地は狭い。

某「○フォー○フター」に出てくる家の敷地面積を
「せっまーっ」と思わずツッこむことも無くなった。
(どれも広いデスよー!)

かといって、狭い家に憧れていたわけでも、
「起きて半畳、寝て一畳あれば十分」と
侘び寂びの境地に達したわけでもなく、
「あ、これなら何とかなりそう」という確信(妄信?)から
今の土地を買ったわけです。

まー、それもこれもDCP不動産事業部さんの提案あってからこそ(祝・リニューアル)。
普通の不動産屋さん相手だったら、簡単に決断できなかったかもしれません。

でも、一旦決断してしまうと、
もうそっから広さだけはどうにもならないので、
逆に色々悩み考える楽しみが生まれました。

ある意味、自分達の暮らし方を変える意識も必要だと思います。

いらないもの、ムダなものは買わないようにして、
本当に欲しいもの、気に入ったものを使う生活・・・。
いいなぁそれ。

新しいもん好き・物欲に弱い自分としては、
なかなかそういう境地に至れませんが、
自分を変えるチャンスかも?

家を創るのって、ただ持ち家が手に入るんじゃなくて、
自分の生活を再度見つめる機会になるんですね。