久し振りの東京

東京へ行った。東京に行くことが出来た、という方が正しいかも知れない。

普通の人なら何でもないことだが、私たち障害者であり病気を持っての移動は大変なのだ。

2泊3日だったので、荷物も多く、行きはよいよい、帰りはこわい…という感じで足はパンパンに腫れてガクガクだった。

というのは帰りJRを乗り継いで京急で羽田空港に到着したのはいいが、空港の中は広く、迷って反対に行ったりして、目指すカウンターは遥か先にあってくたびれてしまった。

こんなに疲れるとまた「多発性硬化症」が再発するかもしれないと思ったが、帰った翌日はベッドに横になり眠り足を休めているうちに、段々元気になっていったのでホッとした。

東京では「バイブルキャンプ」というのがあって、どうしても行きたくて、飛行場では車椅子を使わせてもらった。「バイブルキャンプ」は一泊二日だったが、余分に一泊して、ホテルでは殆ど横になっていた。

聖書を中心にして、学びや証、コンサートなど、主にある兄弟姉妹（集会ではこう呼ぶ）と充実した時間を持つことが出来た。

特に私は病気を持っているという事で、いろんな方が優しく接して助けてくださったのは感謝だった。

東京に一人で行くのは、冒険であり挑戦であり、「何とかなる」をモットーに何とかなって帰ることが出来たのは自信になった。

目標があって、それに向かって達成したいというのが私の生き方である。

大きな目標を達成できたので、次は動けるうちに会いたい人に会いに行こうと思っている。

　　　

　　

喋ることはリハビリ

昨日、KK病院のOB、OG会が12時からある喫茶店であった。旧友親交会と言って、毎年2回集まる。

色んな年代に方がいて看護師さんが一番多いが、検査技師も大分きていて話が弾んだ。

2時間くらいの間にお食事をしながら、楽しいひと時を過ごした。

その後、小、中、高とずっと一緒だった友達が京都から来たので一緒にお茶をした。

12年間一緒の学校だったから、小学校の時の思い出やこんな先生がいたわね、などと話が尽きない。

高校の時は3年の時、彼女は文系で3クラス、私は理系で1クラスだったから一緒にはならなかったが、お互いに共通のお友達のことで盛り上がった。

話しても話しても色んな思い出が次々と浮かんできて、時間が足りなくなったけど時間が来たので別れた。彼女は92歳になった叔母さんのお世話で地元に帰ってきたのだった。その叔母さんというのは私の小学校時代のお琴の先生で、私は彼女の家に通ってどの叔母さんからお琴を習っていた。つい最近までKK病院に入院していたので、お見舞いに行ったのに…と悔やまれた。

そんなこんなでお昼からずっと喋りっぱなし、家に帰ってTVを見ていたらいつの間にか眠ってしまって、気が付いたら10時、それから歯を磨いたりして床に就き朝起きたら6時だった。

大谷翔平君がいつも言っていることは、眠ることが大事で疲労の回復につながる。

私は喋ることに疲れて、お蔭でぐっすり眠ることが出来た。

　　　　　

　　　　　　　　　　

MS俳句コンテスト

多分第2回目だと思うけど、バ○○○○社が主催する「俳句コンテスト」があります。

テレビの「プレバト」で夏井いつき先生の講義を成程と思って観ていたので応募することにしました。

対象はMS患者やその家族などです。

実はバ○○○○社はMSの啓蒙に力を入れてくださって、以前も違う企画で行われたものに応募して入賞しました。

東京で表彰式があり、招待されました。

その時は嬉しくてMSでよかった、なんて思いましたが、その時だけですね。

　　　　

　　左が社長さんです。右が戦場カメラマンの渡部陽一さんです。