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日比谷同友会 楽写会

日比谷同友会の写真倶楽部としてスタートして8年
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2025年1月講評会開催

2025年03月05日 | 作品講評会

▢2025年1月楽写会講評会の開催

 1月27日(月)14時から同友会会議室において、集合+ZOOM方式により、講評会を開催しました。今回は、7月開催予定の第10回展に出展する作品の選定を兼ねたもので、集合12名、ZOOM参加2名、後日ビデオ視聴3名の計17名が、Zoom参加の柿本完二先生からご指導を受け、今回もとても有意義な学びの機会となりました。

 本年は楽写会設立10周年を迎えることから、その記念として第10回作品展を日比谷同友会「青桐日比谷句会」との、「写真+俳句コラボ展」として開催することに決定しました。今回は、その出展作品の選定を兼ねた講評会の位置づけです。17名の会員が、あらかじめGoogleアルバムに登録した各自3点の作品に対し、柿本先生から細やかな講評とアドバイスとともに出展作品の選定をいただきました。

 開始に当たり、先生からも参考作品として出展いただく、臨場感溢れるダンジリ祭りの写真について解説がありました。あらかじめ被写体との距離とシャッタースピードを固定した上で、ストロボをスローシンクロに設定し、ダンジリと一緒に並走しながら何枚も撮影したもので、その中から、祭りの躍動感を最も強く伝えることができる1枚を選んだものである。写真展などに発表する作品は、例えば旅行に行った単なる記録写真の中から選ぶようなものでなく、魅力を持った対象に対して、光や構図など条件を変えて何枚も撮り、その中から厳選することが大切である。一枚撮って終わりではないことを意識することが重要であることを強調されました。

 

〈柿本先生参考作品「クライマックス」大阪杭全神社〉

また、ディジタル写真はトリミングやレタッチが容易にできるようになったため、撮影時とPCでの現像時に2度写真作りを楽しめるようになったが、安易に頼りすぎるのは良くない。やはり撮影時にフレーミングや光をよく考えて撮影し、撮影後のレタッチは必要最小限にとどめるのが基本であるとお示しいただきました。

 

最後に先生から、自分の経験からも作品展を見に来てくれる人のほとんどは悪いことは言わず褒めてくれる傾向にあるので、決して慢心しないようにと戒めの言葉をいただきました。そして、絵画の展覧会や写真家の個展などに行くようにして、構図を勉強することを勧められました。先生も最近、葛飾北斎の富嶽三十六景の版画を通して改めて構図を再勉強されている旨のお話を伺いました。楽写会はもちろん「楽しく写真を撮ること」をモットーに集まっていますが、少しでも写真を上達させ、写真を撮る楽しみを伝えることができる作品創りに励むことを、改めて思い起こした次第です。

 

本日選定された作品プリントを、作句していただくため青桐日比谷句会にお渡しいたしました。7月のコラボ展を是非ご期待ください。(文責:米川)


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2024年度第2回講評会開催

2024年12月13日 | 作品講評会

▢2024年度第2回講評会の開催

 10月28日(月)14時から同友会会議室において、集合+ZOOM方式により講評会を開催しました。集合11名、ZOOM参加3名、後日ビデオ視聴2名の計16名で柿本完二先生からご指導・講評を受けることができました。

  • 同友会会議室にて

 いよいよ来年は、楽写会の第10回写真展を迎えることになります。記念すべき第10回展として何か有意義な企画をと考えていましたが、同友会の俳句サークルである青桐日比谷句会の快諾を得て、写真と俳句のコラボ展として開催することに決定しました。俳句とのコラボとしては、2020年に開催された同友会50周年記念合同展において、楽写会のメンバーが撮影した12枚の写真を題材に、日比谷句会で作句された俳句と並べて展示したことがありましたが、好評をいただいたこともあり、第10回展では楽写会全員各1展の作品に対して俳句を作っていただき併せて展示することになりました。今回はそれに向けた作品の選定会となりますが、季節などのバランスも考慮するため、今回を含め1月までの3回の講評会で最終決定を行う方向で進めることになりました。

今回も、あらかじめ「Googleアルバム」クラウドに各自3点ずつアップした作品に対し、柿本完二先生からそれぞれへの講評に合せ、とても具体的な撮影や作品作りに関しるご指導をいただきました。

 

  • 講評模様-1

先生から、わが国の「写真・俳句コラボレーション」の先駆者の一人である写真家中谷吉隆氏の著書を紹介いただき、その内容の紹介も兼ね3つの基本、すなわち①光の重要性、②フレーミングと構図、③シャッターチャンス、の重要性についてあらためてご指導いただきました。写真も俳句も、感激した一瞬の心情や心象を、方や視覚的に、一方は言葉として切り取るが、見る(読む)人にその感激をどのように伝えることができるかが勝負になる訳で、写真では上の3点を十分に我がものとして深めなければならないことを強調いただきました。

  • 講評模様-2

そして提出された各作品に対し、何を伝えたいのかをはっきりと意識化した上で、具体的にトリミングや明るさの調整等を通して、よりそれらを明確化させレベルの高い作品として仕上げていく方法をお示しいただきました。非常に中身の濃い講評会となったことを一同感謝しています。

  • トリミングなどを通した指導模様

終了後は、先生からのご指導を確かめ合いさらなるスキルアップを目指し有志で反省会を開催し、大いに盛り上がりました。

是非第10回記念展をお楽しみにしてください。

  • 反省会模様        (文責:米川)

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楽写会 2024総会&写真展選定講評会の開催

2024年05月08日 | 作品講評会

▢2024年度総会・写真展作品選定講評会の開催

楽写会の新年度総会および講評会を、4月22日(月)13時から開催いたしました。

楽写会では第9回写真展を、来る6月28日(金)から7月4日(木)まで「富士フォトギャラリー銀座」にて開催を予定していますが、出展作品を選ぶための講評会を、新年度総会に併せて、同友会会議室に12名、Zoomで6名の参加を得て実施しました。あらかじめ「Googleアルバム」クラウドにアップしていた候補作品に対し、柿本完二先生からそれぞれに講評をいただき出展作を選定いただきました。前回に引き続き銀座の著名ギャラリーでの開催となりますが、会場に若干の余裕があるため一人1点を基本としつつ希望者は2点出展といたしました。各自3点、2点希望者は4点の候補作品について撮影場面やねらいなどをプレゼンした後、先生から具体的なコメントで指導・講評、選定をいただきました。

 

提出された候補作は、合同撮影会での作品を中心に、撮り溜めた過去の自信作を含め、個々の「ときめきの瞬間」を捉えたバラエティあふれるカットが多く寄せられましたが、先生からそれぞれの作品に合せたわかり易いご指導をいただきました。特に淡い色合いをもつ桜の撮影に関して、晴天時、曇天時に応じた花の表情の微妙さを表現する意識の重要性についてご指摘がありました。また、ひまわりの蕊などを逆光下で撮影する時の黒つぶれが心配な場合、ストロボを必要に応じティッシュペーパなどをかぶせソフトな光にコントロールして使用する、一方ストロボやレフ板などが無い場合は、白い服装の人を脇に立たせるだけでも諧調を上手く表現できるなど、高度なテクニックもいろいろと教えていただきました。

 最終的に1点出展14名、2点出展4名、合計22点の作品を選定いただくとともに、必要なトリミングやレタッチ、またプリント発注時における指示事項などご指導いただきました。

 来年はいよいよ記念すべき第10回の写真展を迎えます。楽写会として統一した具体的テーマは定めず、個々の「ときめきの瞬間」を自由に追求する方針を続けていますが、表現力に一層の磨きを掛け、ますます充実した作品を創造していけるよう、今年度も引き続き研鑽とチャレンジを継続させていきたいと考えています。

 なお講評会当日、同友会ロビー壁面に第8回写真展出展作品を掲示させていただきました。是非ご覧ください。

(文責:米川)


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楽写会 冬季講評会、新年会の開催

2024年02月12日 | 作品講評会

🔲楽写会冬季講評会・新年会の開催(令和6年1月31日)

 今期の冬季講評会が1月31日(水)14:00から、同友会会議室にてリアル+Zoomリモートのハイブリッド方式にて開催されました。リアル出席者は14名、リモート参加者は3名、計17名が事前にGoogleアルバムに登録した3点ずつの作品に対し、柿本完二先生から講評をいただきました。

〈先生からの講評模様〉

 今回は12月1日に開催された町田薬師池での紅葉撮影会を中心に、各自撮り貯めた幅広い季節の作品が集まりました。先生からは常々、自分が撮りたいと思った主題は何なのか、何に美しさを見つけてシャッターを切ったのかを意識しなさい。そして主題にピントをしっかり合わせ、それを強調するような構図や構成を考えなさいとご指導いただいていますが、今回も一人一人の作品について、とてもわかり易いコメントをいただきました。

〈Zoomでの講評模様〉

 また複数の作品に対しては、先生自ら明るさの調整やトリミングを施し修正された画像をアルバムにアップしていただいていました。まさに百聞は一見にしかずの極めて説得力あるご指導で、一同すっかり納得した次第です。

〈左:原案 右:先生による修正後〉

 講評会終了後、会場をアネックス棟24階に移し新年会を開催いたしました。先生にもご参加いただき、久々のリアルでの歓談を楽しみました。そして今年のサークル活動ついて多くの案や希望が出され、更に充実した計画に反映させていきたいと考えています。

〈新年会模様〉

(文責:米川)


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楽写会ハイブリッド講評会の開催(2023年9月4日)

2023年09月07日 | 作品講評会

🔲 楽写会夏季講評会の開催(令和5年9月4日)

 

 9月4日(月)14:00から、夏季講評会をリアル+Zoomリモートのハイブリッド方式にて開催しました。各自、作品データをリモートで行っていた時と同様、あらかじめクラウドサービス「Googleフォトアルバム」に3点ずつ登録しておき、その画像を柿本先生に講評いただく方式を基本として、コロナ以来久々に同友会事務局に集合したメンバー8名とともに、3名がZoomにて同時参加、4名がZoom録画を後日参照する形で、計15名の作品に対して講評をいただきました。

    同友会会議室をお借りして実施  

 

 講評を受けた作品は、7月14日の町田薬師池「ハス」、8月7日の昭和記念公園「ヒマワリ」撮影会のものが中心となりました。昭和記念公園での撮影会は、まさに夏ど真ん中ピーカン晴れの夏空の下、真っ青な空と絵にかいたような白い雲、そして広大な敷地に群生する真黄色に満開したヒマワリ達と、文字通りフォトジェニック満載の撮影条件に恵まれました。そんな中、同じ場所、同じテーマで撮影した写真でも、撮影者により捉え方がそれぞれ異なり、個性が際立つことを改めて発見しとても面白く思いました。

 先生からは、快晴の日はコントラストがとても大きくなるため、主題とするそれぞれの色、テクスチャーを最適に表現するため、日の当たり方や絞りの設定、ボケなどがとても重要となる。そのため、撮影時は注意深く観察すること、必要により露出補正をかけたり、撮影後レタッチでの修正など意識的に作品作りにおこなうこと。また一般的に、露出を明るめにすると水彩画っぽい、アンダー目にすると油絵っぽい画作りとなるなど、非常に示唆に富むアドバイスをたくさんにいただくことができました。会員も、人物の配置など(狙いの場所に移動してくるまで待って撮るとか)にも意識して撮影できるようになり、確実にスキルもアップしてきたことを実感しています。

    Zoom画像を共有して講評 

 

 講評会終了後は反省会。久々の集合方式で再会できたこともあり、品川駅近くの居酒屋でさっそく乾杯、写真談義に大いに盛り上がりリアルでの楽しさを満喫いたしました。次回撮影会の計画が複数提案されるなど、楽写会の活動もますます活気を呈しています。(文責:米川)

 

    リアル反省会で写真談義満喫


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