
暮れに野菜を穫りに畑に出かけたら、畑にキジが歩いているのを見つけた。
冬はあまり見かけないので、めずらしい。
冬も本格的になって餌がいよいよなくなってきたのか、どうやら、キャベツやブロッコリーの葉っぱを食べに出てくるらしい。
土岐市の下石にいる友人のところに行ったら、下石地区の丘の麓の畑では、今年は、イノシシが大活躍して、冬の野菜はほとんど喰われてしまったという。
ここ2、3年、急にイノシシが増えて来て、野菜畑の野菜が荒らされて困っているという。
そういえば、土岐市内では、野菜畑だけでなく、あちこちにある孟宗竹の竹林がイノシシに荒らされる被害が多いと、このあたりに住んでいる人が言っていた。
イノシシは、春、まだ土の中の竹の子を、10センチぐらい土を掘って竹の子の頭の部分を食べてしまうので、食べられた竹の子は腐ってしまうという。
イノシシにやられた竹林は、まるで鍬で耕したような状態になってしまっているらしい。
竹の子の出る竹林は、近頃は、どこかの人間様が無断で掘っていってしまって竹林の持ち主が困っているが、それに加えてイノシシの被害だから踏んだり蹴ったりである。
もっとも、竹の子だけでなく、最近は、半年ちかくかかって育てた野菜が、収穫時期になると、どこかの人間様が、車を乗り付けて無断でごっそり持って行ってしまうという状況らしいから、野菜づくりも大変である。
さらにひどいことに、見える所に置いた車の中から現金が取られるという事件も結構あるというから、牧歌的な農の姿も内実は随分違ってきてしまっている。
野鳥も増えて来て、食べごろになると、集団でやってきて、ごっそり食べていってくれるのに、「◯◯野鳥の◯」の監視がきびしくて、被害を受忍しなければならないということになっているから、趣味でやっている野菜づくりなら受忍もなんとか我慢できるが、農作物を作って生活の糧にしている専業農家にとっては我慢も限界にきている。
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