北関東ばんがいち

ネットの極地に住む、ダメ大学生が日常と社会を淡々とつづるブログ。ネットで会ったおもろい人紹介アリ

バイバイ不二家ワールド

2007-01-13 11:46:10 | 社会とかそういうことについて
さて、不二家が大変なことになっているのだが
http://www.fujiya-peko.co.jp/
これからどうなるんだろね

個人的に言えば不二家というと「甘いモノ食べたい」と親が
言い出したとき逝くファミレスのイメージがあるぐらいで
あまり思い入れはないんだけどある年代より上のヒトは結構
思い入れあるみたいっすね。
まあ、店入ったときから甘ったるい匂いがするファミレスも
不二家ぐらいだったとは思いますけど。

それはともかく、手元にある会社四季報で見ると
(主幹証券会社が日興単独の上に旧監査法人が
中央青山で笑い転げたが)
同族企業で森永の資本が
ちょっと入ってるのね<不二家
決して商品力は劣ってない会社だから結構欲しがる同業者は
いると思うんですけどねえ。ただ、同族企業で責任を現場に
押しつける形にしちゃったのが結構かなり心配ですが。
ケーキ・洋菓子職人色が大手としては強いメーカーらしい
ですからね。

今後あり得る統合パターンとしては、影響力が強い森永製菓が
吸収合併するか、あるいは直接・間接的に資金力がある同業者が
買収に動くか・・・。
個人的には山崎製パン辺りが買収に動くんじゃないかと思ってますけど。
ヤマザキパン、お菓子・外食部門弱いからね。

話は変わるけどヤマザキパン、大手製パン会社の中では個人的に
言えばあまり好きじゃないです。やるきのない商品が多すぎです
「ランチパックシリーズ」のやる気の無さは奇跡的だと思います。
パッケージから「負け組乙」と呼びかけてくる商品なんてそうそう
ありません(←注・偏見)。あと、「ダブルソフト」と「バターロール」の
「ハナっから商品自体で勝負する気の無さ」とか、和菓子やおにぎりの
やっつけ仕事ぶりはある意味奇蹟だと思います。

でも、決して全部ダメじゃないのがこの会社の悩ましいところ。
「まるごとバナナ」や「チーズ蒸しパン」、「中華風蒸しパン」は個人的に
言えば「ヤマザキパンの本気」を感じさせてくれる商品群ですね。
あと、「じゃぱんシリーズ」を量産化したり決して実力がないわけ
じゃないのが気になる存在でオレの中であり続けてます。
食パンはパスコが好きだけどな、オレは

つーことで、このヤマパンの本気シリーズに不二家が加わることを
期待していたり。

最近思ったんだが、あるいは学問研究の考え方

2007-01-08 11:01:45 | 社会とかそういうことについて
モリタクの「年収300マソ説」の原作は農業白書だと思うんだが。

実は現在の平均的農家の農産物の売り上げは300万ぐらい。で、
その農家の中で一千万以上稼ぐ家と300万ぐらいの家と100万以下
(実質赤字だったりする)で1対5対10ぐらいで分かれていたりする
のが現状

例えば年収が1000万超える勝ち組農家なんかだと、本当に冗談抜きで
東証一部上場企業と直接取引していたり、インターネット駆使して価格の
高い市場に農協通さず卸していたりするぐらいだし(実はイトコの
家がそう。農業高校時代に海外留学して、その後国立大に進んで
家継いだ。嫁がいないですがティバ大園芸出て年収一千万ある人間
なんてそうそういないですよー)。

300万クラスは複合経営、兼業農家が主。選択と集中、リソースをどこに
かけるかが大きな問題になってるのもモリタクのリーマン年収300万説と
類似している。農業機械を集落の共有にしたり、農地を集めて集落で
営農する動きが盛んになってるのもここら辺。まあ、兼業が多いから
農繁期にかわりばんこで農作業担当する方が利便性が高いというのも
あるけどね。

100万クラスは地方の中小規模米農家。米価の低迷で作れば作るだけ
赤字が拡大するようなところ。年寄りが多く、完全に手詰まりに近い
ようなところも決して珍しくはない。手厳しい言い方をしてしまえば、
農政にべったり依存していて自立心がない農家だったとも言える。

さて、学問研究の考え方に「フレーム」と言う捉え方があります。
ごくごく簡単に言ってしまうと「研究の手段、領域、見方」のこと
なんですがこの「日本の農家の収入格差」を、そのまま「勤め人」に
当てはめてしまえばあらあらびっくりモリタクの主張と酷似します。
一千万稼ぐ勝ち組のキーワードがIT、中堅クラスのキーワードが
選択と集中、負け組のキーワードが自立という点も酷似しています。

いまいちピンとこないヒトのためにこんな使い方も出来ると言う
意味も込めて、「フレーム」と言う考え方の元「ホワイトカラー
エグゼプション」の濫用を防ぐ方法について今から簡単に説明します。
まあ、勿論これは「フレーム」と言う考え方の紹介のため書くもので
あって、私自身は解決法にはならないと考えておりますが。

日本で実はホワイトカラーエグゼプションが先行して導入されている業種に
公立学校の教員という職業があります。公立学校の教員の場合、30年
以上前に「手当を厚くする代わりに、労働時間については裁量に任せる」
と言う裁量労働制が導入されました。しかし、過労死問題は二十年以上に
渡って特に問題化はしませんでした。裁量労働制が導入されてすぐに
校内暴力の激化と言う問題があったにも関わらずにです。

・・・オレはね、やっぱ「労働組合」って大切だと思うのよ。うん。

教員の場合、労働組合の強さが加重労働に抑圧的に働いていた側面は
決して否定できないと考えられる。このことから、ホワイトカラー、
特に管理職は労働組合による自分たちの権利の尊重を重視しなければ
いけないだろう。

まあ、こういうことですね
フレームとして
「教員の裁量労働制下において加重労働が問題化しなかった理由→組合が強い」
と言うのをまずおいて、教員をホワイトカラーに置き換えるとホワイトカラーに
おいても組合がきちんと機能すれば加重労働に対し程度抑圧的に働くと言う
「方程式」が成り立つんですよ。

おそらくモリタクも収入層が三分割された農家のことを知ってアレを書いたんじゃ
ないのかなあとか思っているんですが、オレとしては。

安倍タソの答弁を

2006-10-06 12:35:56 | 社会とかそういうことについて
卒論のソース作りながら聞いていたら、魔鬼子が中西輝政の本を引用していた。
まあ、その答弁の内容の是非はともかく、その中で中西が日本の戦争責任を
えらくアクロバティックな方法で免責していることを知り、それがその当時の
法律、特に大日本帝国憲法から導き出せるのか気になったので
たまには真面目な文章も書いてみる。

まあ、中西が著書の中で言ってるのは例によって日本に戦争責任は無かった
っていう話なんだけど、それをまだ外国の圧力だけのせいにするならともかく
(これもまあダメなんだけど)一部の官僚や国内勢力のせいにしているらしい。
さて、この一部の官僚や政財界、あるいは軍部の暴走を大日本帝国憲法は
天皇から免責してくれるかというと

無理だったりします

大日本帝国憲法の第一章、天皇を見ると非常に免責しがたいほど天皇の責任が
書き連ねてあります。しかも、現行日本国憲法の場合、公務員の地位について
憲法内に規定がありますが大日本帝国憲法には全くないです
まあ、当時は地方自治や行政権についての意識がなかったと言えばそれまで
ですが、そのせいで後世の大学教授が結構ピンチです。
そもそも大日本帝国憲法自体、天皇機関説と言う解釈を生んだように
天皇(行政)・国会(立法)・裁判所(司法)で三権分立させた上に
事実上天皇の行政権も「責任は全部天皇に行くようにして、後はやりたい放題」
と言うシステムにしてしまった以上日本の戦争責任を国内の一部の勢力に
押しつけるというのは、非常に現行日本国憲法的な考え方なんじゃないかと
オレはそう思う。

しかし、当時の日本の戦争推進派の一部の人間って、間違いなく
安倍祖父である岸信介入るんですけどそれでいいんですか?

こうやってみると本当にグダグダだよなあと心底オレは思う。
現代の論理や外国(大概欧米)の論理でしか免責できないのなら、
保守なんてやめちまえと言いたくなるのはオレだけかなあ。
日本右翼(あえてこの言い方をする)の論理や感性で日本にまつわる
諸問題をきっちり免責しているのはオレは最早共産党ぐらいしか
ないような気すらするしなあ。いや、別に現代の論理や欧米の論理が
悪いとは言わないけど、平然とそこからしか引用できず愛国者ズラを
している連中を見ると違和感があるというか何というか。

オレなんかまあそういうことを結構真面目に調べていくウチに、
「オレは昔のそういうヒトにはなれん」というあきらめから、
「じゃあ、オレは現代日本でどういうカタチでそういうものを
作り上げられるのだろう」的な発想でやってきたからどうしても
こういう一部のヒトの怒りを買いやすい発想しちゃうんだろうけど。

しかし、久々に大日本帝国憲法ネタやったな。結構アレ自体は
面白いし、保守系の言論人の言動と合わせて解釈すると予想外に
彼らの発想や主張が大日本帝国憲法ではなく、現行の日本国憲法に
呪縛されたカタチで行われていると分かるので結構面白いっすよ?

・・・実はその意味で憲法改正についてもオレは楽観視していたりする。
日本国憲法、いや、戦後民主主義の子が自ら得た既得権益を放棄できるとは
到底思えないからね。

推定について6(ワタシノコー)

2006-09-26 13:19:18 | 社会とかそういうことについて
と言うことで例によってアレがコメント欄でぶりぶりおっしゃって
おられるので真剣に返事返そうと思う。無駄だとは思うけど

そもそもオレが言いたいことは「ちったあ現実的に考えろ」であって、
「本当に体制の変革を望むならリアルで行動しろ」っていうアレとアレの
眷族共につきまとう「戦後民主主義的な堕落」を糾弾しているだけ
なのにね。まあ、ストレートに言うとトゲが立つからアニヲタっぽく
迷彩をかまして彼らに届くメッセージにしているだけなのに。
とは言っても基本は被害相当鑑だからどうでもいいんだが

さて、アレがかんしゃくおこしながら貼り付けてきたブログのリンク先
読みました。
http://bluelong.exblog.jp/m2006-06-01/#2464597
業の深さを感じます

内容的には単純に言ってしまうと、小林秀雄にハマった
中学校二年生の文章でつづられた「ぼくはいまこんなことを
かんがえていますまる」
なんだけど英字と日本語交じりに
精一杯背伸びして書かれた文章に光文社のアレな経済本
シリーズのペーパーバック
を思い出してしまうのはオレだけだろうか。

さて、内容に入るか。内容的にはチラシの裏レベルなのに、やたらと
読みにくい文章が殺意を誘いますが我慢して読んでいきます。
第一パラグラフ
「これはぼくのおなにーです」と宣言する辺りは素晴らしい。これから
オレも本当にこのブログで好き勝手なことを書くときは宣言してから
書こう。うん、決定。でもその後はまあなんていいますか「本人だけ」が
分かってる内容をつらつらと書いていきます。内容的にも文法的にも
無茶が多いので、大学の卒論レベルですら通らないと思います。
レポートだったら「紙飛行機にして飛ばすよ」レベルの先生なら
通してくれるかも知れませんが。
そもそも、この男について以前から何度も何度も書いているが
「論文の作法」を知っているのかどうかが謎だったりする。まあ、
正論や世界辺りに書かれている研究者の「エッセイ」辺りでも
「硬い文章を書く基礎レッスン」ぐらいの参考にはなったりするけれど、
(事実、大学で進級論文を書いたときはこの手の文章に慣れていたことが
アドバンテージになり、すんなり論文の文体に慣れることができた)
マトモな大学のマトモなゼミならば論文書かせる前に論文を読ませたり
書き写させたり個人で添削指導したりしてちゃんと指導するのが普通
(少なくとも名の通った大学の名の通ったゼミならね。ウチの大学クラス
でもちゃんとした先生はそういう指導してる。8木はしらんがw)、
この男にはその是亭条件がすっぽりと欠落しているような気がする。

別に、学歴がどうのこうのとは言わないが、せめて、文章で身を立てる
つもりがあるならば「本物」の論文や研究に当たって欲しい。

第二パラグラフ
まあ、色々突っ込みたいところはあるけれど
>自分と違う他者を引き受け容認し共存する事、
>この意味を理解出来るのに二十云年かかってしまった。

それはギャグで言ってるのか(クロ高AA略

なんかこれだけで削り節パックに醤油かけたヤツぐらいにご飯が
三杯ぐらいいけますね。
まず前半、前半の文章を文言通りに受け取るならばアンチコヴァだろうが
サヨクだろうがポチだろうが半島出身者だろうが容認に引き受けなきゃ
いけないんでスよ?当たり前ですが日教組も。まあ、そもそも教育勅語の
イデオロギーを信奉する人間が教育者批判という時点でオレは「これが
戦後民主主義の矛盾ってヤツなんだよな」としみじみしてしまいますが。

オレの場合、基本的に批判する連中というのは極めて絞り込んでいます。
基本的に誰がどういう思想信条を信奉していようがかまわないという
スタンスで生きていますし。ただ、ソレをむやみやたらに他人に強制したり
言うことを聞かなければかんしゃくをおこしたり、あるいは出来もしないことを
誰かがやってくれるだろうと依存している人間はキッチリ軽蔑しますが。
まあ、それでも基本的には軽蔑止まりだからなあ。普通に社会人やってる
ヒトに対してはよほど酷い場合除けば変なことはしませんよ。

さて、後者に入ります。ところでこのブログ、前提は確か
大学生という設定でしたね。しかし、
>この意味を理解出来るのに二十云年かかってしまった。
なあ、これっておかしくねえ?
大学生だとすればまあ浪人を重ねていてもせいぜい24・5、院生でも
三十路過ぎは結構レアなはずです。ましてや大学生、
ヤングアニマルの「みたむらくん」でも20ウン年引くと
小学校高学年ぐらい
ですからよほどの天才児でなければ
この男は三十代後半・・・・

20ウン年分の厨2病ってことでしょうね。そろそろ兵庫県の「こころの
健康センター」の変わった色の救急車が来てもおかしくないですね(はぁと

第三パラグラフ
個人主義批判です。まー、個人主義の行きすぎというのは総論では
分かるけどだからと言って誰かさんみたいに「国家という母性に
しだれかかる」よーな人間ばかりになるならオレはアナーキストにでも
なりますけど。そもそも国家の前に「自分が生まれてきた根拠」みたいなのを
愛せない人間がいくら国だの公だの言ってもオレは説得力無いと思う。
アレの眷属が言う「ナショナリズム」への不満はその一言に尽きるね。
オレは

第四パラグラフ
ニート批判が入ってます。まあ、ニートにすらなれない
ザ☆無職が何を言ってやがると言うのが本音ですが
ところで小学館の今週の週刊ポストで
「ニート対策事業はヲタクの託児所だ」
という記事が載っていましたが、何となく潮目が変わってきたように
思います。ええ、なんとなくですけど。

ところでこの男に「自由への罠」なんて言われても
失笑しか沸かないのはオレだけじゃないよね。

しっかしホントーに教師って言うのは怨まれる
職業なんだなと再確認。アレの類がもし犯罪を起こすように
なったらまず狙われるのは学校関係者だろうな。まあ、
8木の大学新入生向けのエッセイで「彼らがいかに教育という
モノを怨んでいるか」と言うことについては表面上分かっていた
つもりだけど。

本当ににくけりゃそれこそ名簿屋で名簿買って
振り込めサギでもやればいいじゃんw
ウチにもかかってきたしさw

安倍内閣モミュレート

2006-09-13 09:38:04 | 社会とかそういうことについて
2chに書いたヤツだけど、後で検討するためここにも転載

>208 :ティキ ◆LStfMiPE.w :2006/09/13(水) 08:06:51 ID:lEOioIdg
>安倍内閣をシミュレーションしてみる。
>成立当初はワイドショーおばちゃんとご祝儀相場に支えられある程度高い支持率を
>維持(でも50%台だろうな、せいぜい)するも、株価の急落をきっかけにバッシング
>開始。それを取り戻そうと次々と新しい政策軸を打ち出すも、そろいもそろってアレで
>結果的に人気を更に落とす。じゃあ外交で稼ぐべと言ってアメリカに某将軍様をどうにか
>してくださいと泣き付くも、アメリカはそれどころじゃないのでシカト、つーか逆に
>「ちったぁ中国との関係どうにかしろ」と言われてむくれて帰る。よし、じゃあ直接
>殴り込むぜーと北朝鮮との直接交渉を望むが、肝心のアイツはシュガー尿を口実に断り
>八方ふさがり。ヤケになって勇ましいことを連呼しつつ参院選突入。どうみても大敗です。
>ありがとうございました。
>最後の死に体状態はマジで悲惨なモノになりそう<安倍内閣
>安倍リリーフは谷垣・福田辺りがメインになってくるんじゃないのかなあ。
>参院選の目標に「大勝して憲法改正」とか平然と掲げそうだし、その意味では
>次の総理はアジア重視型が来ると国内的にも対外的にもバランスが取れる。

一応予想です。予想
この前の衆院選を外したように、オレはどっちかっていうと無難な方に賭ける
クセがあります。だから予想外の現象には弱い傾向があります。それこそ
アメリカの某大統領のごとく、安倍タソが就任してしばらく経った後アレが
暴走始めて安倍タソの能力が十二分に(でも、戦後処理はダメダメだと思うから
オレは止めておいた方が良いと思うんだ)発揮されるなんて場合には
間違いなく外します。でも、それなりに堅い予想だと思います。
基本線として「選挙対策内閣であること」「内政ド下手であること」
「外交も強気には出られるけど調整能力はないこと」は押さえて、後は
過剰なまでのタカ派路線であることを計算に入れればこんなもんでしょう。
後継が谷垣・フフンという予想も、「そろそろ反動が来ても良い頃」なのと
「次のアメリカ大統領選を考えると、次の内閣はある程度アメリカから
距離を置いてアジア重視にならんと痛い目を見る」という予測から考えれば
ローゼンの目は薄いと思います。

さぁて、結構今回は自信があるんだよな。当たればいいけど(むしろ外すと
この国ヤバスという説もあるが)。