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爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

夏はどこへ?

2011年07月28日 | アウトドア
2011/07/28(木)
 東京から知己が訪れ、安曇野を案内した。午前10時過ぎ・バスが松本へ着く頃、予報とは裏腹に天候は雨となってしまった。前線が復活したらしい。晴天で山並みが見えれば最高なのだが、こればかりはどうにもならない。NHK朝ドラ「おひさま」ロケ地は山が見えなくてはインパクトに欠けるので、長峰山-大王わさび農場-三股(蝶ヶ岳登山口)-大町山岳博物館というコースを辿った。三股までの中途でサルを、駐車場下でヘビを見る。サルはもう随分「人ずれ」していて、車が近づいても急いでよける気配がない。雨天なので交通量は少ないことは確かだが。。。


 三股駐車場に車はまばら。大分ナンバーの車が最遠からの来客であった。

 アオダイショウだと思います。彼(女)にとって今日は好天なのかも。




 車が通過すれば、サルはもう余裕ですね。


 今日は、延命水付近にて群れていました。

 
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里山へ

2011年07月23日 | アウトドア
2011/07/22(金)
 サマツ(夏に出るマツタケ)を求めて美鈴湖方面の山に行ってみたが収穫なし。大きなモミの根元近くに赤いイグチ系のキノコが一本あった。持ち帰り調べたところ「アメリカウラベニイロガワリ」(食用)と判明。苦味は全くない。割ってみたら既に虫食い状態で食べられず。林道沿いはアジサイ類の盛期で、サワギク、クガイソウ、ヤマホタルブクロなどが咲き、シシウドの開花も間近であった。


 傘、裏(管孔:ヒダ部分)、茎とも赤を帯びる毒々しさ。爪で傷つけると青変。


 割ると茎内部はすぐに青変する。端を欠いて苦味を確認=苦味なし。

時間があったので帰途、明科・長峰山へ寄り、蝶などを観察した。注意深く目を配ると、セミの抜け殻や繭、蜂の巣なども見られ、蝉しぐれの中を歩く夏本番の里山風景を満喫。北アルプスは雲の中で悔やまれた。

 オオムラサキ、交尾直前か?


 キキョウの花弁内にササキリの仲間が吸蜜に来た?のかな


 ジャノメチョウの仲間(夕刻の日を浴びるために羽を開いたのかも)


 ニイニイゼミは目を凝らさないと木肌と区別がつかないほどだ


 ヤママユの繭(抜け殻)がサンショウの枝にぶら下がっていた


 セミの抜け殻はおや?と思う所にもある


 巣作りに精を出すハチ






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蝶ヶ岳へ

2011年07月18日 | アウトドア
2011/07/18(月)海の日
 台風6号の影響前にと思い蝶ヶ岳へ登った。好天を期待したのだが、東山方面の朝焼けが嫌に鮮やかで、案の定の曇天となった。カンカン照りが無いので登り易かったが、韓ドラ「イ・サン」を観てからの就寝で寝不足と加齢で歩の進みが悪かった。稜線上は強風でTシャツ一枚で凌げるギリギリの線であった。登山口の指導員の話では、昨日は凄い入り込みで、駐車場は満車のため小一時間歩くほど下にまで路上駐車があったとのこと。常念小屋は廊下迄使うほどの混雑(お盆頃に匹敵)で、梅雨明けが早かった影響でもあろう。大滝山分岐付近のお花畑はコバイケイソウが満開で数も凄かった。無論、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、オトギリソウなどの黄系統、オオサクラソウ、イワカガミ、ベニバナイチゴ、コケモモなど赤~桃色系統、白系統はさすがに多く、カラマツソウ、モミジカラマツ、ミツバオウレン、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、ナナカマド、キヌガサソウ、アオノツガザクラ、チングルマ、コバイケイソウ、マイズルソウ、ハクサンシャクナゲなどが見られた。稜線上では、ハイマツの下にクロマメノキ、コケモモ、マイズルソウ、ツマトリソウなどが、砂礫地にはミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ、イワベンケイ、イブキトラノオ、オヤマソバ、イワツメクサ、チシマギキョウ(蕾)、タカネニガナやアキニキリンソウ系統、三角点の安曇野側斜面ではエゾシオガマ、オトギリソウ系統、ニッコウキスゲなどもあった。と、今回は植物に注目してみました。


 戸谷峰から美ヶ原の東山の不気味なほどの朝焼け(島立地区から)


 まめうち平への急坂から常念岳(常念沢の雪渓は殆ど無くなっている)


 上記と同様に蝶ヶ岳、蝶槍方面を見上げる


 シナノキンバイ(脇の小さな花はミヤマキンポウゲ)


 大滝山分岐のお花畑が一旦切れる所にチングルマが見られた


 コバイケイソウ


 ヒュッテ付近からの穂高連峰


 三股登山口から駐車場までの林道でみたアサギマダラ


 サカハチョウもいました


 ウスタケ(残念ながら有毒キノコ)


 今回はここまで
 
◇今回のコースタイム(三股駐車場~蝶ヶ岳 往復)
 ・駐車場 5:18 - まめうち平 6:50 - 沢 7:25 - ヒュッテ 8:58 - 頂上 9:29 <4時間11分>
 ・頂上 10:10 - ヒュッテ 10:408 - 沢 11:50 - まめうち平 12:22 - 駐車場 13:26 <3時間16分>






 

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オオムラサキ

2011年07月12日 | アウトドア
2011/07/12(火)
 樹液が沢山でるコナラ(orクヌギ?/まだ樹木の知識が乏しいので悪しからず)の木があり、今日はオオムラサキが最高、6匹群がっていた。面白いのがアオカナブン?と喧嘩もせずに食事をしていること。なかなか羽を広げてくれず、タイミングが合わず断念。


 うーん、これも今一だなー。。。。


 アカタテハ


 7/10(日)朝の常念岳(長峰山から):雪はもう殆ど消えている
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常念乗越へ

2011年07月10日 | アウトドア
 豊科から山麓線(道路)へ向かう道から:正面の二ノ沢、右手北斜面の雪もすっかり消えた:お天気イマイチ

2011/07/09(土)
 集団登山の下見に同行させて貰った。
穂高カントリー脇を抜けて、一ノ沢登山口から登るポピュラーなコースで、皇太子夫妻が何年か前に登られたこともありました。

 登山口から望む横通岳(2,767m):一ノ沢コースから常念岳頂上は望めない

駐車場からゲートのある登山口まで1km程舗装の道を歩くのが面倒くさいが、ルールを守らずそこ迄の道脇に止めている輩が結構おり、そのナンバーが我が信州のものとなると誠に嘆かわしい次第である。
モラルの低下を憂うのはまだあった。殊に怒りを覚えたのは、上りで勉強しながら「子供達に教えられるポイントだね」と認識したオオヤマレンゲの生えている場所で、帰りにはその姿が消えていたというショッキングな事実。心無い馬鹿者が抜いていってしまったと思われる。こんな人間は山を語るに及ばないし、二度と山へ来ないで欲しい。

 サワラ林の巻き道の先、山の神には大きなトチの木がある


 高気圧の張出しで青空が広がりそう



 沢脇に見られた問題のオオヤマレンゲ


 沢の生き物:ハコネサンショウウオだと教わりました


 ムシトリスミレもあるんです


 ハクサンチドリ


 胸突八丁:ゆっくり周りを見ながら上れば良い


 ミヤマカラマツ:花弁が赤白混在なのが面白い(普通は白)


 最後の水場へと向かう


 雪渓はこの時期にしてはかなり少ないのでは?


 ドウダンツツジの仲間


 乗越(2,450m)へ到着:朝は北穂高岳~槍ヶ岳の稜線も見えていたとのこと


 観察要点を確認する:頂上はこの高みの先(望めない)


 北穂岳:ドーム


 コマクサとクモマスミレ(コマクサは多分自生ではないと思う)


 穂高~槍ヶ岳方面の残雪は多い



 帰る頃になって、雲がやっと切れた


 最後の水場を下山時、霧が巻く:更に下りた笠原沢では日差しが戻る。空気が乾き、梅雨明けを実感。


 キノコも生えていた:向かって左から、ナラタケ幼菌、擬・イロガワリ、アミヒラタケ
 ※真ん中のキノコは食用のイロガワリにソックリだが、茎の上部が赤いという点で特定できず。
  今日、1/4を試食し、異常なし。食用と判断し夕食で完食。ちなみに、アミヒラタケは不食菌。

追補:このコースは王滝ベンチからの沢沿いと乗越までの樹林帯で多くの高山植物が確認できる。
   図鑑を覗きながらゆっくり行く山登りもまた面白いと感じた。齢もとってゆく事であり、
   ひとつ覚え二つ忘れながら。。。また覚えるために来れるではないか!



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