カイヌシ、私を置いてどこへ行く！！

「このエルミタの番人ブログには、エルミタージュネタ以外は書かないでおこう」と思っていたのではあるが、一回だけ許して。（誰に許可を求めているのやら・・・）

これは、先月、ロシアVISA切替の為に一時帰国した際の我が家の「ふく子」の様子。ネコは基本的に素っ気無い生き物であるのは、周知の事実。しかし、案外、感情をあらわにする動物でもある。
長らく会っていないかったカイヌシに対して、犬のように、玄関先まで迎えに来て、嬉しそうに尻尾を振るような芸当はもちろんしない。ふく子のほうをあまり意識しないようにカイヌシのほうから近づいていく。
覚えていないわけでもなさそうだ。元々撫でられるのは好きなネコなので、背中やらお腹やらを撫でると嬉しそうにゴロゴロし始めた。

その日は奥さんも実家に一緒に泊まったのだが、ふく子は玄関先で寝てしまった。いつもは、二人の間で眠るのに。
でも、翌日、自宅アパートに帰ると、夜はベッドに上がってきて、家族3匹で川の字になって眠ることができたので良しとしよう。久しぶりに再会したカイヌシの髪の毛繕いもしてくれた。きっと、イコクの匂いがこびり付いていたのだろう。いつもより、念入りにツバを飛ばして、毛繕ってくれた・・・

写真は、スーツケースの中に居座っているふく子。まるで、腕組みをして、こちらを睨み付けるようにしている。「また、どっか行くき！？」そんな風に言われているようである。





こちらは、遂に実力行使に出たふく子の写真。「どうしても連れて行かないっていうなら、あたしここに入っちゃうけんね。もし、空港の税関に何か言われたら、毛皮のマフラーとでも言えばいいのよさ。もう、動かないけんね。」、とすっかりケンネ的（椎名誠風）な態度になってしまった。
「あーた、なんか異国で私以外のネコを次々に追い掛け回して、それをブログにして、一人で勝手に喜んでるみたいでないのさ！あたしというネコがいるってのにさっ！」

・・・・・・

　でもね、ふく子や。あなたは、まだ2回目の狂犬病ワクチン打っていないし、検査もまだだから、一緒にはいけないのだよ。それに、カイヌシは、また12月にVISA更新の為に日本に帰ってくるのだよ。また、三ヵ月後になるけど、それまで待っているのだよ。