エルミタージュ美術館の小さな番人たち

サンクト・ペテルブルグ市にある世界三大美術館のひとつ『エルミタージュ美術館』で暮らすネコたちの様子をお届けします。

あれ?

2009年12月23日 | Weblog

(冬宮地下室にて)

そういえば、僕は写真に夢中になっているうちに、そもそも、なぜこのエルミタージュ美術館にネコたちが現れたのか、という歴史背景を語っていないことに気が付いた。今頃。。。
本来、一番最初に書かなければいけなかったことをすっかり後回しにしてしまっていたのだなぁ。
ひとつには、単なる怠慢もあるけれど、ひとつにはどう上手くお話してよいか、いまいちまとまっていないというのも本当のところなのである。
もう少し、事情を良く知ってから、もう少し実際にネコたちの様子を観察してから、なんて思っていたら、すっかり、このブログもスタートしてから、1年半が経っていた。

年末年始は、日本には帰らないので、冬の長い夜にでも、まとめてみようかと思っていたりする。

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ポージング

2009年12月19日 | Weblog

(冬宮地下室にて)

ネコの中には「常に自分が中心であり続けたい」という願望を持っているようなネコがいる。
そのようなネコは、カメラを向けても全く嫌がらないどころか、モデルのように様々なポージングをしてくれる場合がある。
そして、実はそのようなネコたちがエルミタージュには多い。

でも、あんまりキレイにポーズされると記念写真みたいなのばかりになっちゃうのが悩みどころ。
「いいよ、いいよ。次はちょっと物憂げな感じで、遠くを見つめて~」なんて注文も聞いてもらえるといいのだが。。。

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地下室の色

2009年12月18日 | Weblog

(冬宮地下室)

この写真は色身を加工している。
加工とはいえ、撮ったままの色が正しいとも限らないので、言い方が難しい。
撮ってきた写真をどんな風に仕上げようかと毎回迷う。

自分が実際に現場で感じた色に近づけようとするとなんだか嘘っぽくなることがある。
といって、そのままでは面白くない。考え込むほどに本当の色が分からなく
なってくる。もはや、地下室の色が赤いのか青いのかも分からない。
そして、やがて「色ってなんだろう?」と基本的な疑問にぶち当たる。
写真が、真実を映し出すものとも限らないといわれる由縁なのだろうか。。。

この地下室で、朝から晩まで過ごしたら、もっと様々な色を感じられるかもしれない。
いずれにせよ、表現しようとする者の意思によって、それは少しずつ異なるものなのだろう。


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壁画

2009年12月16日 | Weblog

(冬宮地下室)

いえ、単なるラクガキです。。。

『Simon's cat』みたい。
すでに見たことある方も多いと思いますが、ご存じない方は是非。
ネコと暮らしている人なら、どなたでも共感できそうなお気に入りシーンがあると思いますよ。
なんてことない簡単な画なんですが、動作が細かい!

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お気に入り

2009年12月15日 | Weblog

(冬宮地下室-広場側)

どうやら、キミがその機械を気に入っているのは分かったんだけど、
それはなあに?今でも動くの?
ソ連時代に誰かが自作したフォークリフトみたいなものだったりして?

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この可愛さ凶暴につき。

2009年12月13日 | Weblog

(冬宮地下室-奥へ)

今回、タチヤナさんが「絶対見て。会わせたいネコがいる」といって、地下をだいぶ歩いて辿り着いたある部屋。

彼女と一緒に部屋の中から出てきたのがこの子。
ああ、もう、なんと形容したものでしょうか?

まだ、あどけない顔をしたキジトラの小さな女の子が、成人式の日に振袖姿の女性たちが
首に巻いているふわふわの白いショールをしているようである。お揃いの白い手袋までしている。

私とタチヤナさんが同時に口にした言葉。
「一体、どんな人間がこんな子を外に捨てられるの!?」


P.S.
可愛すぎるのでおかわり。



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トレンド

2009年12月12日 | Weblog

(冬宮地下室)

ここ最近は、真っ黒ネコくんたちが頻繁に捨てられている傾向があるとのこと。
「なにか原因でもあるのかしらねぇ?経済危機だから!?」と不思議顔のタチヤナさん。
「い、いや、それは関係ないんでないかな。。。」と僕。

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