【イスタンブール:スルタンアフメット・ジャーミィ前】
みなさまご無沙汰しております。
更新がだいぶ滞っておりますが、変わりなくロシアで生活を続けておりますので、どうか本年も気長にお付き合いくださいませ。
2泊3日の強行軍で行ってきたイスタンブールへの小旅行。超強力な雨男の私らしく、連日の曇天&雨模様。いつものように、到着と同時に天気が崩れ、空港に向かう帰りのタクシーの中から、「こんにちは」と顔を出す太陽を拝むパターン。
以前、中央アジアのウズベキスタンに行ったとき、乾季の終わり頃で、現地のみなさんが雨を待ち望んでおりました。当然(?)、私が到着するやいなや、雨が降り出したわけですが、聞けば約3ヶ月ぶりの雨だったようです。もはや、神の域に近づいているかもしれません。
もちろん、自分自身は、中央アジア独特の乾いた空気と真っ青な空、じりじりと照りつける太陽をイメージしていたのですが。。。
ところで、イスタンブールは猫と人間が一緒に暮らす町でした。至る所にネコがいました。置きエサ、糞尿・騒音被害などを問題視する日本では考えられない光景でした。その良し悪しは分かりません。猫の天国と言うつもりもありません。去勢避妊という概念はあまりなさそうです。
レストランやカフェの軒先や椅子の上にはだいたいネコが座っています。誰も追い払いません。衛生的には問題もあるかもしれません。毎日、たくさんのご飯をもらっているようで、どのネコもたいていは丸々と太っているくらいです。塩気の強いもの、スパイシーなものなどでも平気で食べています。
撮影的には、イスタンブールのネコたちは、非常に人懐こく、すぐに近寄ってきますので、最短撮影距離の短い寄れる広角レンズがあると便利です。ズームレンズも持って行きましたが、今回のものは描写的に信頼できずにほとんど使えませんでした(じゃあ、なぜ持って行くのだ!?)。結局、ほぼ全ての写真が単焦点の35ミリF2での撮影となりました。いつも旅に出る前に散々レンズ選びに迷うのですが、またまた反省することになりました。なんだか毎回はずしている感じです。
結局、自分の持っているレンズで信頼できるのは、
CANON EF35㎜F2、EF50㎜F1.4、EF100㎜F2の3本だけということがよく分かりました。色々持って行かなくていいように安いズームレンズに過度な期待をした自分が悪かったのだ。。。
もっとお金持ちであれば、あれもこれもと購入したいのですが、キリがないので、もうレンズを買うことはやめました。
ところで、アングルファインダーはとても役に立ちました。異国の道端で寝転がって撮影するなんて勇気のない私にはいつも素晴らしい味方です。昨今、可動式の液晶モニターを見ながらの撮影が流行っていますが、それを使用して動き回るネコを撮るにはまだ無理があるように思っています。
私は正味1日しか町を散策できませんでしたが、10日間も滞在すれば、素敵な絵が沢山撮れるかもしれません。トルコの地元の人々とネコ、歴史的建造物との調和を狙ったり、ボスポラス海峡をバックにしてみたり、魅力的な雰囲気の市場での様子などなど撮影ポイントは多いです。ネコを撮りにイスタンブールに出かけようとされている方々は安心して良いと思います。たくさんのネコたちに会えますよ。
あとは、お天気とタイミング次第でしょうか。
ああ、イスタンブールの朝日とか夕焼けを見たかったなぁ。
以下、イスタンブールのネコたちです。
夜景なら雨でもなんとか。。。
ちょっと、我が家のふくちゃん似のネコ。
とても、人が好きなようで、家内の膝の上に座っていました。
イスタンブールらしいネコを撮りたかったけど撮れなかったカメラマンの暴挙。。。
本当にみんな丸々しています。
綺麗な三毛猫を良く見かけました。
アヤソフィアに向かう喫茶店にて。
イスタンブールも1月はそれなりに寒くなります。
近くのレストランのご主人に夕飯をもらって満腹でご機嫌の様子。
今回、投宿したホテルサファイアの近くの小路で。ホスピタリティに溢れた小ぢんまりとしたホテルでした。
カメラを構えると、こちらを向いてポーズをとってくれました。
エジプト市場近くにあるイェニ・ジャーミィ裏の公園にて。
高いところに得意気に登っていくのが印象的でした。
(2011年1月3日~5日)