エルミタージュ美術館の小さな番人たち

サンクト・ペテルブルグ市にある世界三大美術館のひとつ『エルミタージュ美術館』で暮らすネコたちの様子をお届けします。

こころのキズ

2009年12月10日 | Weblog

(冬宮地下室にて)

このネコとは、一度、冬宮中庭と地下室がつながる出入り口になっている窓付近で
会ったことがある。
あれ以来、全く見かけていなかったが、どうやら、右目を怪我してしまったらしい。簡単な手術もしたそうだ。

タチヤナさん曰く「この子は、人間にもネコにも心を許せない可哀想なネコ。」とのこと。

ネコの母から生まれ、幼いうちに親元から離され、人の家で育てられた。やがて、その人間に裏切られ、
ネコの世界に戻っては来たが、もはや、自分が誰だか分からなくなってしまったかのようだ。

P.S.
過去記事を探してみたら、この子でした。

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4 コメント

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Unknown (とも)
2009-12-10 01:41:40
タイトルを見ただけで、ちょっと切ないですね。
写真の中のこの子の小ささが、人間との距離感を物語っているようではありますが。

でも遠目だけど、前髪があるようなおでこの模様?で、すごく可愛い子ですね。
もう少しこっちにおいでよ~
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Unknown (てっちゃん)
2009-12-10 04:31:55
ともさん
こんばんは。
自分でも気になっていたので、探してみました。7月に会っていました。
http://blog.goo.ne.jp/hermitagetecchan/e/2f4874c1011801c621098237ede38174
この時に受けた印象が裏付けられた感じがして、私自身も余計に切なくなりました。
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Unknown (gabinatu)
2009-12-15 22:05:27
タチアナさん達のねこを見守る愛情、この子にも伝わってると思いたいです。幼い頃にうけたショックは相当大きかったのでしょうね。。。いつか、心をひらいてくれる時がきますように。
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Unknown (てっちゃん)
2009-12-19 07:35:57
GABINATUさん
こんばんは。
うーん、このネコが一度受けた心の傷は深そうでした。。。
信じろって言われても、無理だよね、って。これでは、里親探しも積極的にできないでしょうし。。。
でも、少しでも、穏やかに生きていって欲しいと願います。
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