偏屈へ古稀鵺爺のたはごと

明日できることは
  今日はやらないのだ

訃報

2007年07月22日 22時17分48秒 | おもひで話

朝、久しぶりに姉から電話があった。
1月の姉の誕生日にお祝いの電話をして以来だから、半年振りか・・・

妙に明るい

「別に、何もしなくてよいのだけれど・・・」

従兄弟のひとりが亡くなったとのことだ。

30も過ぎると、知り合いやら、親族の訃報が舞い込むものだ。

偏屈鵺爺系の従兄弟は、4人居る。
随分少ないが、知らない従兄弟、従姉妹が居るかもしれない。

我が家系は複雑なのだ。
何が複雑かってぇと、偏屈鵺爺家系だからだ・・・何だかわからんが・・・

一番上の従兄弟は、十数年前に、亡くなった。
今度亡くなったのは、三番目の従兄弟である。

このひとは、目白のとある有名な神社の参道で、肉屋をやっていた。
肉屋の看板みたいに、太っていたな。

従兄弟たちと、雑魚寝をしたことがある。

朝方、おしっこに眼が覚めて、従兄弟達の寝姿を見たら、この三番目の従兄弟の猿股から、玉が一個はみ出していた・・・

肉屋の看板のように太っていたのと、そのことが、印象に残っていた。

それと、玉の・・・否、北多摩の方に引っ越したので、その店を訪ねて行ったら、懐かしそうに、顔を出して、揚げたてのコロッケをくれた、その笑顔が嬉しかった。

もうひとつ、清瀬の病院通りのとある病院に、母が入院していた時、出前で配達に来ていたこの従兄弟と偶然出会った時の、やはり嬉しそうな顔が、懐かしかった。

そう、丸まっこい身体に、笑顔がよく似合う、従兄弟であった。

合掌

焼き場が混んで、亡くなってから、四日も待たされてお骨になったそうだ。
やっぱ、従兄弟らしい最後であったな・・・

合掌

胃癌だそうで、最後は、鉛筆にように、細く、小さくなってしまったそうだ。
上の従兄弟と同じやまいであった。

家族だけでの、葬儀である。

合掌

呼ばれなかったのは、悲しいではないか・・・でも、呼ばれて、弔辞を読むのも、悲しいこったな・・・

合掌

30を過ぎて、この歳になると、親戚・友人・知人の訃報に接する機会が増える。

そのうち、かみさんが、我が夫の訃報を流すことになるのだろう。

その前に、あのブログと、このブログ、そして、机の蔭と、納戸のダンボールの底に隠してあるエロ本の山を始末しておかないと・・・
葬式すら挙げてもらえないかも・・・・

まっ、どうでもいい話だけれどもね、

合掌・・・

妙に明るい姉の、電話は何だったんだろうか・・・???

きっと姉も、寂しかったのだろうね・・・

そのうち、電話してみよう。
何でもないことを、ネタにして・・・

30も歳を重ねると、いろいろあるのだねぇ・・・