Satoru's diary

日々の想いをつづります。
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災害時のサバイバルライフ 衣食住の「住」 トイレの確保?

2016-06-08 09:46:47 | 災害時のサバイバルライフ
8th Jun 2016 (Wed) 災害時のサバイバルライフ 衣食住の「住」 トイレの確保?

前回、寝る場所の確保について考えてみました。 今回は、衣食住の「住」の中でも、重要なトイレについて考えてみます。

さて、トイレです。 どうしましょう? シミュレーションの条件では、家は半倒壊で家のトイレは使えません。 給水所からの給水も1週間は行われません。 水道が復旧するのも3週間先です。 スーパーでトイレットペーパーなどの買占めが収まるのは、2週間先です。 どうやって家族を守りましょう?


我が家では、一応、緊急用? 凝固剤で固める簡易トイレを10個位買ってあります。 家の便器が使えるならば、便器にかぶせて使うタイプです。 もし家のトイレが使えなければ、バケツにかぶせるか、段ボール箱にかぶせるか、それもなければ庭に穴を掘るか、それも難しければ、地面に置いて、用を足します。 10個なので、1人1日1個ならば5日分。 2人で1日1個ならば10日OKです。 ただし、私が言いたいのは、これではありません。 万が一のサバイバルライフは、一戸建てのお宅に限られるかもしれませんが、自宅の下水用の汚水桝の蓋を開け、そこを簡易トイレとする方法です。 我が家の場合、汚水枡の蓋は、4個位あるので、4個の枡がいっぱいになるまで、トイレが使えます。 当然、流しません。 溜めるだけ溜めるトイレとなりますが、水道が復旧したら、丁寧に下流から順番に流していけば、流れるかもしれません。 @試したことはありませんが、乾いた排泄物も、水でもどして、少しづつ流せるかもしれませんし、固まっていたら、スコップか何かですくってゴミ袋に入れます。 ちなみに、下水が整っていないエリアであれば、自宅敷地内に浄化槽があると思います。 浄化槽の蓋を取って、臨時トイレとすることも可能です。

この場合の課題を考えてみます。 排泄物を捨てる場所は確保できましたが、他人の視界を遮らなければなりません。 臨時で作った汚水桝トイレを囲む壁が必要となります。 汚水桝がある場所が問題になります。 他人に見られないように、壁を作らなければなりません。 そして、その壁は、1m位の高さがあると、安心です。 そして、夜間のトイレを考えると、懐中電灯とトイレットペーパーを置く台などがあるとより便利になります。 雨が降っている中で、排泄欲求が高まるかもしれません。 家にある物を使って、屋根や壁を作る方法を考えてみましょう。 

我が家で使えそうな物は、風呂の蓋、レジャーシート、和室の障子戸6枚(幸いにも障子紙でなく、破れないプラスチック製の障子紙もどきを張り付けてあるので、雨でも破れません)、ふすま2枚、レジャーシート、薄めのタオルケットなどが、壁や屋根の候補です。 これらを使って、臨時のトイレを屋外に作りたいと思います。 我が家の場合は、幸いにも障子戸の障子が紙ではなく、プラスチックなので、雨にも耐えられる壁になりそうです。 最低3枚の障子をガムテープなどでつなぎ合わせて、屏風みたいなものを作り、周囲の家などから、視界を遮ります。 だいたいのお宅は、家の裏に汚水桝や浄化槽があり、一辺は家の壁に近いはずなので、残りの3方を防げば壁が完成します。 押し入れのふすまや障子がないお宅は、レジャーシートで覆う準備が必要かもしれません。 柱の様な骨組みを作って、レジャーシートを張れればよいのですが、なければ、レジャーシートを壁などに縛りつけて、壁を作る方法を考えましょう。 強い風で飛んで行かないように、しっかり固定する必要がありますし、横風に耐えるために? 風を逃がす効果を狙って、いくつか小さな穴を開けると、強風で飛んで行かなくなります。 どうやって、壁を作るか、家の裏に行って想像してみると良いかもしれません。

私の家で、レジャーシートを使って壁を作るならば、準備しておく物は、釘数本、金づちか釘を打つための石、レジャーシート(壁の面積分)、ビニール紐。 レジャーシートは100円ショップに売っている1畳位の物を4枚用意します。 まず、ビニールシートの4隅に紐を結びます。 そして、汚水桝近くの家の壁に釘を何本か打ち込み、レジャーシートに結ばれた紐を釘に結び付け、左右の壁を作ります。 我が家の場合、隣の家との堺に塀(柵)があるので、もう一方の紐を柵に結び付け、1面の壁を作ります。 もしこの壁が、左側の壁ならば、同様に右側の壁も作ります。 正面の壁は悩みどころですが、我が家の場合は、隣の家との堺の策にレジャーシートを縛り付け、目隠し効果を狙います。 最後に、火がついたタバコを何か所か押しつけ、風抜け用の穴を作って、強風でも飛んで行かないように風の抜け道を作っておきます。 @小さな穴をいっぱい開けても、中から外は見えても、外から中は見えないので安心です。 ポイントは、近隣の視界から見えなくすることですから、3つ(または4つ)の壁が、くっついていなくてくもいいかもしれません。 右の壁は右から見えなくするため、左は、左から見えなくする、正面は、正面から見えなくする。 後ろは、家の壁があるので覗かれる心配がない! など、全ての壁が、立方体の様に隣接していなくてもOKかもしれません。 @我が家は、それぞれ独立した壁で周囲の視界を遮れます。 @シミュレーションしたら、必要な物(釘や、紐やビニールテープ、レジャーシートなどの必要な物は「忘れずに」購入しておきましょう。 トイレの確保は、とても重要です。


ちなみに、汚水桝や浄化槽以外にトイレを作る方法ですが、庭が広ければ、穴を掘って、穴の中にする「アーストイレ」と呼ばれる地球トイレです。 穴が浅いとすぐにいっぱいになりますし、穴が深いと穴が大きくなって排泄行為がし辛くなります。 Netによると、横10cm、深さ15cm、長さ40cm位の穴を掘り、用をしたら、少しづつ土をかけて見えなくするトイレが良いそうです。 いっぱいになったら埋めて、また隣に穴を掘るという作業を続けていくことになります。 この時も、穴を掘る場所は、周囲の視界を遮るための壁を作る位置を考えておく必要があります。

次に、庭が狭い場合は、バケツトイレです。 アーストイレと同様に、庭に穴を掘ります。 その穴に、ゴミ箱やバケツを入れて、ゴミ箱やバケツに排泄します。 ある程度一杯になったら、排泄物をゴミ袋に移して、ゴミ袋をどこかに保管します。 ポイントは、排泄物を捨てられるので、穴が1つで良い点です。 事前にバケツの底やゴミ箱の底に小さな穴を開けておくと、尿などの液体が地中に漏れて、排泄物をゴミ袋に詰める時は、固形物が多くなり、楽になる? という可能性もあります。

最後にもう一つご紹介。 猫トイレです。 トレイの上に猫砂を敷いて、その上に排泄します。 猫砂は、吸水効果や消臭効果もあり、排泄後に砂をかけると、排泄物の形で固めようとしてくれます。 そして、その固まった? 猫砂で包まれた? 排泄物をゴミ袋に捨てて、トイレを維持する方法です。 この場合、排泄物を捨てるトングのような物があると便利かもしれません。 また水気が多い排泄物だと固まるのに時間がかかったり、貴重な猫砂を沢山使います。 小便は別の所でして、大便を猫トイレにする、または小便用の猫トイレ、大便用の猫トイレを分けるなどの工夫が必要かもしれません。

ちなみに、汚物が入ったゴミ袋などは、ゴミの回収が始まるまで、自宅の裏など、自分にも、そしてご近所にも迷惑になりにくい場所を探して、保管しましょう。 @という事は、ゴミ袋の数もまぁまぁ必要ですね?


さて、話を戻して、必要なトイレットペーパーを確保しておかなければなりません。 我が家の場合、ウォシュレットを使う場合ですが、1週間で2個のトイレットペーパーを使っています。 追加のトイレットペーパーがスーパーで買えるようになるまで2週間かかる条件なので。 2週間分だと、4個。 お腹を壊した時の事を考えて5個。 キッチンでもトイレットペーパーを使うかもしれないので、更にもう1個プラスすると、合計6個のトイレットペーパーがあれば、避難生活が送れそうです。

トイレの確保は、とても重要です。 避難所で生活する人も、多くの人とトイレを共有しなければなりません。 排泄を我慢して体を壊すこともあるので、家族が安心してトイレに行ける環境を準備しておけるといいですね?


最後に、参考情報です。 聞いた話ですが、仮設トイレは60人に1台位がちょうど良いと聞いたことがあります。 また、過去のトラブルで、マンションの2階以上の人が、停電、水道が止まった時に、トイレを使い、少しの水で流していたら、配管の途中で詰まり、途中の階で、排泄物が逆流したとか、2階以上の人たちがトイレを使い、流していたら(1階の配管が地震で外れていて?)1階が汚物だらけになったとか、どんな事が起きるか想像できない「異常事態」です。 トラブルがあったら、みんなで協力してみんなが気持ちよく生活できる環境をみんなで作っていきましょう。 @それが、共同住宅の良いところでもあります。

また猫トイレに関連して、猫砂を購入するときは、主要成分に注意して購入しましょう。 シリカゲルでできている物ならば、シリカゲルの原料は土にも含まれる天然のケイ素ですから、そのまま土に埋めることができます。 炭や木片、おからでできている物もそのまま土に埋めて、最終的に肥料になります。 ペントナイトという物も天然鉱物なので、土に埋めてもいいですし、捨ててもいいですが、自治体によってはペントナイトを廃棄禁止しているところもあるようなので、自治体のゴミ捨てルールに従ってください。

とにかく、後で準備しようとしている「自作・防災備蓄ボックス」にトイレットペーパーを6個入れておきます。 余裕を見て、8個かな?(笑  次回は、風呂と洗濯環境を考えてみたいと思います。


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