The Society of Helical Carbon ヘリカル炭素学会

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ヨーグルト乳酸菌による免疫力の恒常作用

2015-05-16 14:17:10 | 健康

乳酸菌(Lactobacillus sp.)

 医食同源。バランスの取れた食事を通じて病気を予防、治療しようとの考えは、古くから知られている。元々は中国の薬食同源思想に基づいているが、近年、欧州で生まれたヨーグルトに免疫力を高める効果があるとの研究に注目が集まっている。効果に個人差があるのは免れないが、多数の患者を毎年出すインフルエンザや風邪の予防とヨーグルト摂取に関する広域調査が実施され、一定の働きをしていることが分かってきた。

 免疫力とは何か。健康を維持するための大切な機能で、生まれながらにして持っている自然免疫と、感染などを通じて得られる獲得免疫があるが、いずれもウイルスやがん細胞など体の中にはあってほしくないものを排除する仕組みをいう。

 この防御システムで重要な働きを担っているリンパ球の一つに、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)がある。

 NK細胞は自然免疫を担っており、普段は血液中にいて悪者がいないかパトロール。そして、インフルエンザなどのウイルスに感染した細胞や、初期のがん細胞などを察知すると退治していると考えられている。

 体の中では、1日に3000~5000個の細胞ががん化しているといわれるが、そうした初期のがん細胞やウイルスはNK細胞などが排除しているからこそ、多くの人が健康を維持できているわけだ。

 

 このNK細胞は、年齢を重ねるにつれて働きが弱くなるが、生活習慣によって元気になったり、活動が低下したりすることが知られている。具体的には、喫煙、食習慣や睡眠、ストレスなどが影響しているとされるが、近年の研究により、ヨーグルトに含まれる乳酸菌や乳酸菌の菌膜外側に産生する菌体外多糖体(EPS)が免疫力を高めることが明らかになってきた。

 

乳酸菌 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/乳酸菌

リポ多糖 - Wikipedia



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