思いつくままに書くブログ

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山本茜ジョッキーが原口調教師をセクハラで提訴

2007-10-20 18:51:23 | 競馬
スポニチのサイトから
名古屋競馬の女性騎手山本茜さん(24)が、所属していた厩舎の男性調教師(48)からセクハラを受け所属厩舎の変更を余儀なくされたとして、調教師に約550万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴していたことが20日、分かった。

競馬関係者によると、現役の女性騎手が調教師を相手に訴訟を起こすのは異例という。

訴えによると、山本さんは2003年6月に調教師に弟子入りし、調教師の厩舎で競走馬の世話など騎手の見習いを始めた。調教師は山本さんにたびたび抱き付くなどしたほか、今年1月には厩舎にある自分の住居に山本さんを呼び出し、「おれはおまえに全部を見せることができる」「おまえも包み隠さずに見せてみろ」などと裸になり、山本さんにも服を脱ぐよう求めたという。

こうした要求を拒み続けてきた山本さんは同5月、厩舎を辞めさせられ、別の厩舎に移ったという。

調教師は「性的な意味はなかった。訴訟の中で事実関係などを明らかにしたい」としている。

山本さんは05年10月にプロ騎手となり、今年3月、女性騎手としてデビューから最短日数で通算100勝を達成した。


今年の春先に原口調教師が「指示通り騎乗しない」などと自身のブログなどで批判し、このまま続けるなら別の厩舎に移ったほうがいいといった趣旨の発言もして、実際に茜ちゃんは川西厩舎に移ってしまいましたが、その裏にはこういった事態があったとは。

今思えば原口氏の批判は、裸になるよう要求したことに拒否されたことで、自分の欲求を満たされなくなったと判断し、お払い箱にするために色々批判をして競馬サークルから追い出しちゃえという穿った見方も出来ますし、茜ちゃんを騎手見習いとして採用したのも、自分(原口氏)の娘と齢も近いのでみたいな発言を聞いたことがあるのですが、単に若い娘という色眼鏡で見ていただけかもしれません。もっともJRAの女性騎手のように活躍できないどころか、交流戦でも大活躍ですけど。

既にネットを検索しますと2ちゃんねる含め賑やかになっており、原口氏擁護の意見もありますが少数派です。セクハラ事件の場合、男が何を言っても単なる言い訳としか捉えられません。なので痴漢冤罪事件なんてもの発生しちゃうんだけど、今回の場合はそれが通用しません。原口氏が自分の逸物を見せてしまった時点でアウトだし、茜ちゃんにしても虚偽の発言をしても利点がありません。差し違えをしてしまうと自身の騎乗依頼が減ってしまい、自己の騎手生命を絶ってしまう危険性が高いからです。実際問題として馬主が「使いづらい」と依頼を取りやめるケースがありそうです。仮に名古屋競馬を辞めなきゃならない事態になっても、他に転籍は難しいでしょう。彼女の出身地・川?競馬を含めた南関東にしても、女性騎手の活躍の場は非常に狭いですから。今後どれだけ川西毅調教師が彼女を擁護できるかによりますが、川西氏もこういった事態があったのを分かっていたから引き取ったと思われます。

ともあれ、山本茜騎手の勇気ある行動を評価したいと思いますし、原口氏の弁明にも注目しておきたいと思いますが、まあ原口氏は甘く見てたんじゃないの。自分は調教師であり、競馬サークルでは絶対的な存在で、茜ちゃんに活躍の場を与えている。なので多少の事をしても訴えることなどあり得ないと。

名古屋競馬もどのような対応に出るか興味があります。単に「調教師」と「騎手」の間の問題で主催者は関係ないと見るかもしれませんが、相撲協会の問題同様それは通用しないですし、マイナスイメージは間違いないです。原口氏の行動を名古屋競馬が容認・見て見なかった振り、長年に渡ってそういう風潮があったことを認めるなんてことだったら尚更です。

ちなみに宮下瞳騎手には同様の事例は無かったのかなあ…。