思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

林家木久扇・2代木久蔵親子W襲名披露興行

2007-10-22 00:16:00 | 雑記
東京・池袋演芸場の昼の部で行われた「林家木久扇・2代木久蔵親子W襲名披露興行」を見てきました。

あの親子だし、日曜の昼だから混むだろうと13時開演に対して11時45分頃に行ったら既に長い列でビックリ。想定内の範囲と言え人気を改めて認識しました。もっとも席の確保には問題なく、2列目の右手の席を確保。舞台に近すぎるかなと思ったけど、近いほうが噺家さんの息遣いが感じられると言うもの。

13時に始まって前座の林家たい木が登場。最近前座になったばかりのようで声が通らないし、寿限無の噺をしたけど可笑しくとも何ともない。しかし5年・10年後どうなるか楽しみな感じ。次はその兄弟子の林家ひろ木と続く。そしてロケット団の漫才。見るのは二度目だが、若手ながらしっかりしたストーリで、時事ネタを取り入れなかなか面白い。前に笑点で見たネタもちょっと含んでいた。そして柳家小袁治林家しん平と続く。しん平師匠はSTVのアタックヤングで20年位前に出演していたので、北海道出身者なら知っている人も多かろう。

その後は有名な師匠ばかりが続く。これこそ襲名披露興行。まずは橘家円蔵師匠。一度見てみたかった師匠の1人。「ヨッ!エバラ黄金の味」と声を掛けたくなるほど。落語と言えるかどうかのナンセンス噺で、本人も最後には何やら弁解していた。そして紙切りの林家二楽と続き、春風亭一朝師匠へ。なかなか勢いのある噺で、何度も見ているが飽きることは無い。そして落語協会会長の鈴々舎馬風師匠の登場。会場割れんばかりの拍手。落語とは言えない様なブラックジョークで沸かしてくれる。そして中入り。中入り中にも円蔵師匠が客席に現れて「木久蔵ラーメン買って!」と営業。1箱1,050円との事だが、春先に羽田空港で買ったときは840円で4食入っていた。今度のは3食しかなくその代わりにフィギュアが入っているが高いなあ…。

そしていよいよ襲名披露。舞台左手から林家正蔵師匠、一朝師匠、2代木久蔵、木久扇、円蔵師匠、馬風師匠と落語協会の御歴々が勢揃い。このメンバーを一度に見ると壮観だ。それよりも木久扇師匠が黄色い着物を着ていないのは、笑点ばかり見ている者としては落ち着かないし、70歳にもなろうとしている噺家がこのような形で高座に上がるのは不思議な感じもした。その後は正蔵師匠の噺があって木久扇登場。十八番の林家彦六伝を披露し、初めて見たのでちょっと感激。大トリは2代木久蔵。今度の襲名とあわせて真打昇進となったが、個人的には真打は早かったのではという印象。噺は火焔太鼓でそれ自身は悪くないのだが、話し方がまだ若い。若いといっても私よりもちょっと年上だが、あと10年もすればいい味を出すことだろう。その頃には親父に代わって黄色い着物着て笑点に出ているだろうが。

今日の中で一番気に入ったのは太神楽の柳貴家小雪。若い女流太神楽師でお綺麗と言うか可愛らしいと言うか、数年ぶりに一目惚れしちゃいそうになるほど。年の頃は自分と同じかなとプロフィールを見るとほぼ一緒。しかも野球はFsファンなんてあって、昨年は実際に札幌ドームまで日本シリーズを見に行くほどの人で嬉しいし気が合いそうじゃないか(?)。