姫新線開業80周年記念号に乗った

岡山から乗った電車は10時47分に新見に着きました。隣のホームへ移動するとたいへん賑わっています。これがここまで来た目的です。



今日これ1本だけの臨時列車の〈姫新線開業80周年記念号〉です。

実は私は姫新線の津山～新見の区間に乗ったことありませんでした。姫路～新見にしても20年近く乗っていないんですが…。ま、それだけ私には縁がない路線なのですが近いうちにこの区間は乗ってしまおうとは考えていました。そんななかこの臨時列車の存在に気づいたのは3日前、e5489サービスで予約を試みるも当然満席です。それでも前日になったらキャンセルが出るだろうと、出なかったら別にいいやと言う程度で構えてたら前日11時ころに復路の美作江見→岡山が確保。しかし本命は何といっても新見→美作江見。なので期限を設け、前日の20時までに確保できなかったら確保したばっかりの復路は払い戻してなかったことにしようと考えていたら18時過ぎに1席キャンセルが出て全区間確保。イベント系臨時列車なんてこんなものですよ。



こんな写真を撮ろうとしても罵声が飛ばないのだから新見は大らかなものです。上野や大宮が異常なだけだろうがね。



ホームの待合室には鉄道模型が。立派なものとは思うのですが私にとって模型は所詮模型、おもちゃ。鉄道とは乗ってナンボの”乗り物”だと思いますよ。



出発10分前に新見に着いたので出発式などは終えたあとでゆるキャラだけが愛想を振りまいていました。



2分前になって乗客は乗り込むよう促されました。それでは姫新線の旅を始めましょう！



定刻10時57分に新見を発車しました。天気もいいので乗り鉄日和ですね。



6両編成くらいのリバイバル特急とかなら殺伐としているかもしれませんが、2両編成の気動車で姫新線。車内はまったりとしたものです。確保した席は通路側でしたが窓側の主は来なかった。結局こんなものですが、全体を見れば7割くらいは乗っている感じですので上々でしょうか。ちなみに向かいの窓側には50代くらいのオッサンがひとりで乗っているがやはり横は空席で車窓よりもニンテンドーDSに夢中なのだから訳が分からん。もしかしてこのオッサンが1ボックス確保していて、斜め向かいの席を1席放出したのか？と穿った見方をしてしまいます。今回の車両はキハ47形のみまさかノスタルジー車両。国鉄時代風にツートンカラーの塗装をしているほか。



国鉄扇風機や。



テーブルと栓抜きまで用意されています。いま日本国内で栓抜き付きのＪＲ車両は定期列車では皆無ですからねえ。今年1月に〈はまなす〉のＢ寝台で瓶ビールを飲んだのが最後の経験になるかと思っていたのでこれは嬉しい。



車端部には売店があり記念グッズや弁当と一緒に瓶入りHi-Cが売られていました。コカ・コーラや小瓶のビールも用意すべきじゃないのか？と思うのんですがね。アルコール類は販売しているのですから。それで結局。



瀬戸内レモンを使用したチューハイをチョイス。このレモンチューハイ、大手メーカーのだと妙にとげとげしい酸味だったりするのですが、こちらのは爽やかな酸味と言うか、正直レモンチューハイは苦手なんですが（グレープフルーツが好きです）飲みやすかったです。「駅ナカ限定」ということはＪＲ関連会社が作らせているのでしょうね。

車窓は予想通り原風景の中を進むかのような雰囲気。ところどころＪＲ西日本名物の「必殺！制限25」があったりするのもね。