出航作業風景の後部デッキです。
出航10分前、車両の積み込みは終了し作業員も一瞬の余裕と言ったところか。なんて思っているとブリッジから無線で指示が飛び出す。船のこの瞬間が好きだ、ギャラリーはほかに2名。
もやいが緩められて外されたのちに巻き取り。新しい綱ですね。しかしこの船、展望スペースが少ないというか、出航風景を見届けたいのに柵ギリギリまで行けないような構造になっている。そりゃあ落っこちて海難事故になりかねないからな…。定刻19時15分より2分くらい遅れて出航。
神戸六甲アイランドに着くのは6時35分。なので11時間20分の船旅のスタートです!
まずは風呂に入ってさっぱりしましょう。大浴場は先客が3人と混んではいないものの、既にあらかた入浴済なのか湯の量は減っておりぬるくなっている。よって蛇口を開いて新鮮な熱い湯をどんどん入れる。蛇口勝手にひねるなということはない、ひねったら忘れずに閉めてくださいというのは書いてある。そうしないと2/3くらいの高さまでしかなく肩が冷えるしぬるいから体があたたまらない。
そしておまちかねの夕食です。バイキング形式でひとり1,500円。さっき貰ったクーポン使えるので実質タダ飯だぞ!と勇も状況が違う。食券制で機械が2台あり、うち1台に係を配置してマニュアル操作できるようになっている。要はクーポン対応で、受け取った券面分を入力して差額精算させるためのもので、係は「おひとりさまですと差額はどうします?」という。なんとさんふらわあの場合、ドリンク類はビールだと中に設置した自販機で購入なので一緒にできないというのだ。これは誤算、クーポン2枚で食事とワンドリンクを賄おうと思っていたので、結局使えたクーポンは1枚のみで500円払って夕食券を購入。さっきまで団体客で賑わっていたが落ち着いている。だからか料理コーナーに刺身がなーい!さんふらわあバイキングと言えば新鮮な刺身が提供じゃないですか…。とがっくりしたところに追加の刺身が登場、よかった品切れじゃないんだね。
「大分りゅうきゅうは終わってしまったので鯛の刺身に変更です」と持ってきた係、りゅうきゅうとは刺身のぶつ切りに醤油やみりん、砂糖などの調味料を和えたもので、ご飯のおかずにも酒肴にももってこいな一品で、私もスーパーで切り落としがあるときは作るほどなんですが、鯛の刺身なら文句は無いです。ビンチョウとかカツオのたたきじゃないですから。
それでこれが「一の膳」、揚げ物が多いですね…。さんふらわあおでんも名物で、さつま揚げにはマークが焼印で押してあったりで通年メニュー。おでんは夏でも美味しいですから。そしてさんふらわあはカレーが人気ありますけど松茸ご飯を見つけたので季節を感じて。松茸って改めて食べたことは無いんですけどね、焼いたのとか土瓶蒸しとか。飲み物は中にある自販機でビール、キリンの一番搾りがありましてロング缶で350円だったかと。生ビールはアサヒで500円です。
「二の膳」はソース焼きそばを。ビールには合いますからねえ…、鹿児島の山形屋のやきそば食べたいなあ。唐揚げもサクサクで旨しです。刺身も追加し酒は2本目はハイボールで。
最後にもう一度おでんが食べたくなった。見ての通りよく煮えたおでん。ソーセージから出た旨味が汁にいいアクセントを与えているんだなこれが。感想として、名門大洋フェリーよりは落ちるけど看板メニューもあるのでよいと思います。
デザート類も豊富でドラゴンフルーツがあったりするけども、さすがにいらないかな。レストランを出ると売店は行列、さっきの団体客が船内でしか使う場所のない旅行支援のクーポンでお土産を買うのに必死なのでした。かくいう私も2,000円残っているが下船後に兵庫県に用はないしで宮崎の地鶏焼真空パックやさんふらわあカレーのレトルトなどを購入。
あとは部屋で二次会です。船なので岸から離れたらBSしか映らない。なのでNHKにすると里崎智也、個人的にはあまり好きじゃないけどこの人。言いたいことを言っているだけのユーチューバー。今季1回目の球辞苑、タッチプレイの特集だったな。22時に公室消灯の放送が入る、私は関係ないけど朝早いしもう寝ます。
~~~~~
寝られない…。とにかく暑いのだ。一度は寝付いたものの2時半過ぎに目覚めたときには寝巻や枕が汗でびっしょりで室内に熱気がこもっている。それでいて空調は先に記したように、一般家庭にあるタイプのエアコンが設置されているのに集中管理で送風のみ。送風を最強にしてもぬるい風が出るのみ。トイレに行くのに外に出るとこっちのほうが快適で、見ると3つ先の部屋とその隣の部屋、ドアの下に詰め物をして少し開けたまま寝ている。暑いのは私だけではないようでよかった
それでもまんじりとはしてたものの4時くらいにうつらうつら眠ったようで、5時半の起床放送で目を覚ます。外はまだ暗い。
「ご朝食のご用意が整いました」と言うけどもさすがに5時台から朝食は…。でもトラックドライバーはだいたい食べるそうです、今食べておかないと走りっぱなしで食事の暇が無いことが多いし、きちんと食べて体力はつけないと。
外が明るくなってきたのを見計らい後部デッキへ、仕舞っておいた日章旗(商船旗)がたなびく姿がなんともいえません。
六甲アイランドのフェリーターミナルが近づいてきました。
手前からオレンジフェリー、阪九フェリー、さんふらわあと3社が並んでいるので一番奥の方。
乗組員がぽんと陸へ向かって綱の先端を投げ、それを地上作業員が拾いたぐり寄せて岸壁に。この時点で6時45分と定刻10分遅れ。遅れた理由はなんだろう?入港制限かな。混雑しているとかの。
よってボーディングブリッジが接続されて扉が開いたのは6時55分と20分遅れ。それにしてもすごい人の数、2020年以降で一番混んでいる船です。
フェリーターミナルからはバスで連絡、神戸フェリーバスによる路線バスですがアイランド北口駅までは無料で、以降阪神御影、JR住吉、阪急御影は有料で230円。しかしこのバスが驚異の満員、客が多いのにバスは1台、船旅なのでキャリーケースを持っている人も多くとうてい乗り切れない感じだが、運転手は「もっと詰めて、これくらいならまだ乗れます」と入口で人数カウントしながら言う。言うのはたやすいがもし自分が客だったらこんなにぎゅうぎゅう詰めなバスに乗りたいか?そこが残念なところ。いっそ新門司のようにフェリー会社でバスをチャーターして定員制のほうが客としては嬉しいね。車内広告でバス協会のものだったか、コロナ対策で密にならない車内環境を整えていますというのが虚しく見えた。
7時30分を過ぎてようやく阪神御影、改札抜けて狭いホームに上がると奈良行きの快速急行が通過してゆく。そうだ、御影って特急停車駅なのに快速急行は通過するんだった、乗りたかったのに…。後続の直通特急で尼崎、乗り換えて難波に着いたのは8時25分頃だったか。
8時30分の特急に乗ることもできたが、上本町8時54分発松坂行き快速急行で。おさかな車両の次に5200系が連結されるし、時間帯的にがらがらだし、11時半には富田に着きます。帰宅後は仮眠して夜勤だ。
次はいずこへ?
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出航10分前、車両の積み込みは終了し作業員も一瞬の余裕と言ったところか。なんて思っているとブリッジから無線で指示が飛び出す。船のこの瞬間が好きだ、ギャラリーはほかに2名。
もやいが緩められて外されたのちに巻き取り。新しい綱ですね。しかしこの船、展望スペースが少ないというか、出航風景を見届けたいのに柵ギリギリまで行けないような構造になっている。そりゃあ落っこちて海難事故になりかねないからな…。定刻19時15分より2分くらい遅れて出航。
神戸六甲アイランドに着くのは6時35分。なので11時間20分の船旅のスタートです!
まずは風呂に入ってさっぱりしましょう。大浴場は先客が3人と混んではいないものの、既にあらかた入浴済なのか湯の量は減っておりぬるくなっている。よって蛇口を開いて新鮮な熱い湯をどんどん入れる。蛇口勝手にひねるなということはない、ひねったら忘れずに閉めてくださいというのは書いてある。そうしないと2/3くらいの高さまでしかなく肩が冷えるしぬるいから体があたたまらない。
そしておまちかねの夕食です。バイキング形式でひとり1,500円。さっき貰ったクーポン使えるので実質タダ飯だぞ!と勇も状況が違う。食券制で機械が2台あり、うち1台に係を配置してマニュアル操作できるようになっている。要はクーポン対応で、受け取った券面分を入力して差額精算させるためのもので、係は「おひとりさまですと差額はどうします?」という。なんとさんふらわあの場合、ドリンク類はビールだと中に設置した自販機で購入なので一緒にできないというのだ。これは誤算、クーポン2枚で食事とワンドリンクを賄おうと思っていたので、結局使えたクーポンは1枚のみで500円払って夕食券を購入。さっきまで団体客で賑わっていたが落ち着いている。だからか料理コーナーに刺身がなーい!さんふらわあバイキングと言えば新鮮な刺身が提供じゃないですか…。とがっくりしたところに追加の刺身が登場、よかった品切れじゃないんだね。
「大分りゅうきゅうは終わってしまったので鯛の刺身に変更です」と持ってきた係、りゅうきゅうとは刺身のぶつ切りに醤油やみりん、砂糖などの調味料を和えたもので、ご飯のおかずにも酒肴にももってこいな一品で、私もスーパーで切り落としがあるときは作るほどなんですが、鯛の刺身なら文句は無いです。ビンチョウとかカツオのたたきじゃないですから。
それでこれが「一の膳」、揚げ物が多いですね…。さんふらわあおでんも名物で、さつま揚げにはマークが焼印で押してあったりで通年メニュー。おでんは夏でも美味しいですから。そしてさんふらわあはカレーが人気ありますけど松茸ご飯を見つけたので季節を感じて。松茸って改めて食べたことは無いんですけどね、焼いたのとか土瓶蒸しとか。飲み物は中にある自販機でビール、キリンの一番搾りがありましてロング缶で350円だったかと。生ビールはアサヒで500円です。
「二の膳」はソース焼きそばを。ビールには合いますからねえ…、鹿児島の山形屋のやきそば食べたいなあ。唐揚げもサクサクで旨しです。刺身も追加し酒は2本目はハイボールで。
最後にもう一度おでんが食べたくなった。見ての通りよく煮えたおでん。ソーセージから出た旨味が汁にいいアクセントを与えているんだなこれが。感想として、名門大洋フェリーよりは落ちるけど看板メニューもあるのでよいと思います。
デザート類も豊富でドラゴンフルーツがあったりするけども、さすがにいらないかな。レストランを出ると売店は行列、さっきの団体客が船内でしか使う場所のない旅行支援のクーポンでお土産を買うのに必死なのでした。かくいう私も2,000円残っているが下船後に兵庫県に用はないしで宮崎の地鶏焼真空パックやさんふらわあカレーのレトルトなどを購入。
あとは部屋で二次会です。船なので岸から離れたらBSしか映らない。なのでNHKにすると里崎智也、個人的にはあまり好きじゃないけどこの人。言いたいことを言っているだけのユーチューバー。今季1回目の球辞苑、タッチプレイの特集だったな。22時に公室消灯の放送が入る、私は関係ないけど朝早いしもう寝ます。
~~~~~
寝られない…。とにかく暑いのだ。一度は寝付いたものの2時半過ぎに目覚めたときには寝巻や枕が汗でびっしょりで室内に熱気がこもっている。それでいて空調は先に記したように、一般家庭にあるタイプのエアコンが設置されているのに集中管理で送風のみ。送風を最強にしてもぬるい風が出るのみ。トイレに行くのに外に出るとこっちのほうが快適で、見ると3つ先の部屋とその隣の部屋、ドアの下に詰め物をして少し開けたまま寝ている。暑いのは私だけではないようでよかった
それでもまんじりとはしてたものの4時くらいにうつらうつら眠ったようで、5時半の起床放送で目を覚ます。外はまだ暗い。
「ご朝食のご用意が整いました」と言うけどもさすがに5時台から朝食は…。でもトラックドライバーはだいたい食べるそうです、今食べておかないと走りっぱなしで食事の暇が無いことが多いし、きちんと食べて体力はつけないと。
外が明るくなってきたのを見計らい後部デッキへ、仕舞っておいた日章旗(商船旗)がたなびく姿がなんともいえません。
六甲アイランドのフェリーターミナルが近づいてきました。
手前からオレンジフェリー、阪九フェリー、さんふらわあと3社が並んでいるので一番奥の方。
乗組員がぽんと陸へ向かって綱の先端を投げ、それを地上作業員が拾いたぐり寄せて岸壁に。この時点で6時45分と定刻10分遅れ。遅れた理由はなんだろう?入港制限かな。混雑しているとかの。
よってボーディングブリッジが接続されて扉が開いたのは6時55分と20分遅れ。それにしてもすごい人の数、2020年以降で一番混んでいる船です。
フェリーターミナルからはバスで連絡、神戸フェリーバスによる路線バスですがアイランド北口駅までは無料で、以降阪神御影、JR住吉、阪急御影は有料で230円。しかしこのバスが驚異の満員、客が多いのにバスは1台、船旅なのでキャリーケースを持っている人も多くとうてい乗り切れない感じだが、運転手は「もっと詰めて、これくらいならまだ乗れます」と入口で人数カウントしながら言う。言うのはたやすいがもし自分が客だったらこんなにぎゅうぎゅう詰めなバスに乗りたいか?そこが残念なところ。いっそ新門司のようにフェリー会社でバスをチャーターして定員制のほうが客としては嬉しいね。車内広告でバス協会のものだったか、コロナ対策で密にならない車内環境を整えていますというのが虚しく見えた。
7時30分を過ぎてようやく阪神御影、改札抜けて狭いホームに上がると奈良行きの快速急行が通過してゆく。そうだ、御影って特急停車駅なのに快速急行は通過するんだった、乗りたかったのに…。後続の直通特急で尼崎、乗り換えて難波に着いたのは8時25分頃だったか。
8時30分の特急に乗ることもできたが、上本町8時54分発松坂行き快速急行で。おさかな車両の次に5200系が連結されるし、時間帯的にがらがらだし、11時半には富田に着きます。帰宅後は仮眠して夜勤だ。
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