時計の第二精工舎からサンストリート亀戸(クリエイト)に出向して8年、年間1,000万人の来場者で年商160億円の「賑わい」を創ってきた会田博タイムクリエイト社長は、08年10月、「賑わい創り専門会社」ワイサポートを設立した。(日経ビジネス10月3日号)
商売の素人だった会田博氏は、SC業界の常識や慣例に捉われない運営方法を開拓。「素人の知恵に商売のプロが学ぶという逆転現象が起きつつある。
SCの中には苦戦している例も多いので、会田博タイムクリエイト社長がこれまで培ってきた賑わい創りのノウハウを生かして、ワイサポート(東京都江東区)を設立した。同社は、SCの企画・開発・再生を請け負う。
日経ビジネスは、会田博氏の「サービス至上主義とも言える手法がどこまで通用するか」注目されるとしている。
サンストリート亀戸は1997年11月に開業して順調に推移。賑わいぶりは変わらず、集客し続けている。
欧米には、SCの買収・再生で業績を上げるウエストフィールド社(豪州)があり、英米豪のSCを次々に再生し成功している。
日本でも同様に、SCの再生・創造は今後の大きな課題になっている。ワイサポートがその一翼を担うことを、大いに期待したい。(会田玲二)
私が以前から報告してきた欧州各店の買物用軽カートが、9月27日に開店したイータリー(EATALY 東京・代官山)にある。
プラスチック製で前後の長さが短いので、非常に軽く、混雑した場合も小回りが効いて便利。興味のある人は、買物しながら使ってみて欲しい。
カゴは、上下に2個付けることがてきるが、上に付ける方法を知らない人が多く、下に1個だけ置く人が多い。私が以前に報告した通り、上は、カートの横に出ている突起にはめ込めば良い。
このプラスチック製軽カートは、フランスで見ることが多かったが、9月に訪ねたドイツでも、あるスーパーマーケット(SM)で見た。
私が便利だと思うのは、ハイパーマート、スーパーセンターやホームセンター(HC)などの大型店での、大型カートとの併用である。たくさん買う人や大物商品を買う人は大型カートで良いが、少ししか買わない人は、大型カートでは重くてうんざりする。
フランスのハイパーマートやHCのルロイ・メルランは、大型カートとプラスチック軽カートを併用していた。
イタリアのハイパー、イーペル(iper)は、大型カートと、キャリー・バスケット(引き手で引く)を併用していた。
プラスチック製の買物用カートを日本で実際に見れば、これを導入しようとする店(会社)が、やがては現われるに違いない。何よりも、買物客にとって便利だからである。
ウォルマートは昔、キャッシャーがレジ前に立って誘導した
慣れない顧客は裏側レジを知らない
キャッシャーも誘導ができない
大小カートの存在を明示する
売場と店の改善ヒント
2人分の食事が乗るトレイを
両手に1人分ずつ持つのは辛い
売場と店の改善ヒント
総合スーパーにあった消耗品
家電店にない消耗品が総合スーパーにあった
客は消耗品が揃う店に安心して来る
売場と店の改善ヒント
「駐車場は30分まで無料」が正しい
店のサービス施設は全員が正しく理解すべし
ショートタイム・ショッピング店は無料が望ましい
売場と店の改善ヒント
棚の組み立てに欲しいもう一言の助言
錐などで穴を確定すれば簡単なのに
説明書に一言欲しかった
売場のPOPサインで説明できる
*以上、小見出しのみ。
この全文は、HCI会員専用ブログに掲載しました。
また、「月刊需要創造」11月号に掲載します。
錐などで穴を確定すれば簡単なのに
ある家具店で組み立て棚を4セット買い、自宅で組み立てたが最初は難しくて失敗。棚板の2箇所で、ネジがはみ出てしまった。
2セット目からは慎重になり、ネジを埋め込む板の方にネジ穴が開けてあることを知った。
そこで、子供の頃に工作で教わったことを思い出し、取り付ける板の穴から錐でネジ穴を確認し、それからネジを埋め込んだ。
これで、板の取り付けがずいぶん楽になった。
説明書に一言欲しかった
棚に関する2枚の説明書には、棚板や底板、天板にネジ穴を開けてあることは書いてない。
このことを明記し、「錐などで確定してからネジを埋めると楽」と付記すると、私のようなDIY初心者でも楽に組み立てるられる。
それからもう一つ。私は4セットの組み立てを終えてから気が付いたのだが、説明書のイラスト図の通りに、側板を横にして、壁か何かに向けて押し付けながらネジを埋め込めば簡単だ。
これに気が付かず、私は上から下に向かってネジ付けをしたので、天板、棚板、底板がすぐに倒れてしまって難儀した。
このことも一言、図の横にでも付記してくれれば、不器用な私でも苦労なくできたと思う。
売場のPOPサインで説明できる
上記の「一言」をメーカーが説明書に書かないのであれば、店が売場のPOPサインに書いて説明すれば良い。
私のようなDIYの永久初心者は、たくさんいる筈だ。
そして、世界恐慌不安の中で、未曾有の消費縮小が懸念される。生活を合理化するために、DIYを試みる人が増えるに違いない。
「もう一言の助言・ヒント」は、消費の縮小を防ぐ重要な武器でもあると思う。(会田玲二)