会社の貴重な人材/家族を「急死」で悲しませないために
私自身も「出張肥満予備軍」なので、肥満から逃れられないビジネスマンへの同情を、ますます禁じ得ない。“仕事だから仕方がありません”との諦めを聞くが、果たしてそれでいいのだろうか?
若くして急死する人が、決して少なくない。特に肥満は万病の元である。先日も、美人女優の夫が54歳で急死した。私は「これだけ太っていれば死ぬに違いない」と、初めから予想していた。その通りになった。
会社としても、みすみす貴重な人材を失うことになる。そして家族は、大黒柱の急死で悲しまなければならない。だから、たとえその努力が「大河の一滴」であっても、肥満を防ぐ「思いやり」を持ちたいと思う。
このために私は、HCI経営月報「健康とライフスタイル」欄に、「出張肥満防止」情報を書くことにした。私個人の体験とその周辺情報だから、もちろん不十分なものだとは思うが、このまま「やがて急死する人々」を見過ごしてはいられない気持ちから書くのである。(会田玲二)