こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

鍋の記憶

2019年01月27日 02時17分09秒 | Weblog
 グループ活動をやっていた頃、冬期イベントの打ち上げは必ず鍋を囲んだものだ。
 材料はみんなで持ち寄る。田舎住まいのメンバーは白菜や白ネギなど野菜をドッサリ。肉や調味料は会費を集めて買った。考えてみれば不公平なのに、誰も文句を言わなかった。
 酒豪だったグループのリーダーは、いつも一升瓶を抱えてきた。もちろん一番の呑み助だから、帳尻はちゃんとあっていた。
 対流型のストーブに乗せた大鍋を取り囲むと暖かく、ほっこり気分で飲み食いしながら話は尽きず、仲間の絆はより強まったのだ。
 昨今は一人鍋の時代。スーパーでは一人用の鍋ダシが売られている。一度使ったが、確かにうまい。しかし、なんとも侘しかった。
 この間、家族三人で鍋を囲んだ。今風のとんこつ鍋で、みんなの箸は大いに進んだ。締めのラーメンを平らげた後も、家族の談笑はしばらく続いた。あれこそ鍋効果といっていい。次は孫にも鍋を味合わせてやろう。
 
 
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