最新のR&Bチャートをご紹介

最新のR&Bチャートをご紹介します。
速藤年正 Toshimasa Hayato

全米チャート2005年09月24日付

2005年09月15日 21時28分55秒 | 全米チャート
kanye_album全米シングルチャート(HOT 100)1位
カニエ・ウェスト・フィーチャリング・ジェイミー・フォックス「Gold Digger」

今週で2週目のナンバーワンとなりました。先週は「Gold Digger」のダウンロードが1週間で8万5000件もあり、これまでグウェン・ステファニーの「Hollaback Girl」が持っていた1週間6万1500件の記録を塗り替えたとのこと。
今週もラジオエアプレイチャート4位、デジタルトラックスチャート1位、デジタルシングルチャート1位と、先週と変わらないハイペースを保っています。
マライア・キャリーの「Shake It Off」は依然として全米シングルチャート(HOT 100)2位をキープ。9月20日(火)には「Shake It Off」のリミックスがiTunesにてようやくダウンロード解禁となります。この結果が反映されるのが早くても10月1日付、順当に行けば10月8日付のチャートになると思われるので、このあたりで1位の逆転劇があるでしょう。


kanye_album全米R&Bシングルチャート1位
カニエ・ウェスト・フィーチャリング・ジェイミー・フォックス「Gold Digger」

ついにカニエ・ウェストの「Gold Digger」が全米R&Bシングルチャートを制しました。
R&Bのシングルセールスは先週6位→今週12位とダウンしたものの、R&Bのエアプレイが先週3位→今週1位とジャンプアップ。
実はこの「Gold Digger」は、カニエ・ウェストにとって初のR&Bシングルチャート1位なのです。プロデューサーとして、リュダクリス「Stand Up」(2003年11月1日付~5週連続)、アリシア・キーズ「You Don't Know My Name」(2003年12月20日付~9週連続)、トウィスタ「Slow Jamz」(2004年2月21日付~2週連続)など、数多くのR&Bナンバーワンを送り出してきたにもかかわらず、自らの「Through The Wire」(2004年2月7日付8位)、「All Falls Down」(2004年5月22日付4位)、「Jesus Walks」(2004年8月14日付2位)、「The New Workout Plan」(2004年11月6日付59位)と、1stアルバム『カレッジ・ドロップアウト』からのシングル4曲はどれも全米R&Bシングルチャートのトップに到達していません。悲願達成、面目躍如といったところでしょうか。
9月20日(火)にマライア・キャリー「Shake It Off」のリミックスがiTunesでダウンロード解禁となりますが、これに先駆けてR&B系ラジオステーションではリミックスバージョンのオンエア回数が増えることが予想されます。そうなると、シングルセールスとオンエア回数だけで集計を取っている全米R&Bシングルチャートでは、いち早くマライア・キャリーの「Shake It Off」が1位になることも考えられます。来週あたり、ちょっと期待ですね。




全米ダンスチャート(CLUB PLAY)1位
フェイス・エヴァンス「メスメライズド」

4thアルバム『ファースト・レディ』からの2ndシングル「Mesmerized」です。まさかこのダンスリミックスが1位になるとは思いませんでした…。どう考えてもダンス系アーティストじゃないだけに、なんか意外な感じですよね??
アメリカ盤はキャピトルのプロモなので入手困難なものの、イギリス盤はCDシングルが通常にリリースされています。ただしイギリス盤CDシングルにはベン・ワットによるリミックスが収録されていませんのでご注意ください。

faith_evans_uk_cd_singleイギリス盤CDシングル
(0946-3-36370-0-9 CDEMS-665)
収録曲

01.MESMERIZED (4:14)
02.MESMERIZED FREEMASONS VOCAL MIX (8:09)
03.MESMERIZED DAVE HERNANDEZ CLUB MIX (7:34)
04.MESMERIZED FREEMASONS CLUB DUB (7:16)
05.MESMERIZED VIDEO

(上記タイムは実測値)

faith_evans_mesmerized_danceアメリカ盤CDシングル(プロモ盤)

01.FREEMASONS RADIO EDIT (3:23)
02.FREEMASONS FULL VOCAL MIX (8:09)
03.FREEMASONS CLUB DUB MIX (7:15)
04.FREEMASONS ACAPELLA (5:11)
05.BEN WATT REMIX (6:53)
06.BEN WATT DUB (6:52)
07.DAVE HERNANDEZ EDIT (3:55)
08.DAVE HERNANDEZ REMIX (7:34)
09.DAVE HERNANDEZ DUB (7:06)

問題のベン・ワットですが、ご存知のようにエヴリシング・バット・ザ・ガールのメンバーです。
エヴリシング・バット・ザ・ガール自体、「Wrong」(1996年6月22日付全米ダンスチャート1位~3週連続)、「The Future Of The Future (Stay Gold)」(1998年11月14日付全米ダンスチャート1位)、「Five Fathoms」(1999年9月18日付全米ダンスチャート1位)、「Temperamental」(2000年2月12日付全米ダンスチャート1位)と4曲もの全米ダンスチャート(CLUB PLAY)ナンバーワンを放ち、リミキサーとしてもシャーデー「By Your Side」(2001年2月17日付全米ダンスチャート2位)を手がけるなど、ダンスファンとっては外せない存在なだけに、ベン・ワットのリミックスが入ってないイギリス盤CDシングルなんてどーなの(?)と思っちゃいますよね。
ところが実際に音を聞いてみると、そんなに良くないんですよ。ベン・ワットが…。
ビヨビヨ系(?)のヘンテコなシンセ音がイマイチ好きになれません。それだったら、キッチリしたビートの「FREEMASONS VOCAL MIX」の方がアッパーで断然いいと思います。ちなみにOCNからは「FREEMASONS RADIO EDIT」がダウンロードできますよ☆

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする