1930年 男は350円の朝食を済ませ 仕事に向かう 臨時雇われ人だ 通勤車で今夜の 息子の誕生日を祝う予定を建てる 日当1万6千円の腕の良い植木職人 帰路の作業車に便乗し 自宅アパートでささやかな宴を催すため。。するといつもと様子が違う。ん? 何やらお客と店が口論している あの~ワインとケーキと。。何と値札には何時もなら2600円で売られていたワインが1万4百円に!食べ物は売り切れてない 町中 国中 平均主要物価が4倍になっていた。。分析1. この国はあの僕の商品である労力を1万6千円で買ってくれたが 券が国が裏切るケース お腹をすかせた家族に食物を提供できない。法律違反でも公約違反でもない 人体に例えれば 大きな袋にパン切れ一つだ 次の日は更に悪化していて お札などもらっても段ボール箱で積めた札で角砂糖1個だ 買いに行くまでの消費カロリーより高くつく 之がインフレです こうなると貨幣制度は崩壊します お金の背後に思った通りの物やサービスが期待できないからです 売る職人の労力がパンの耳一切れでは 魚つりの方がましです 労力という商品=形の違う同価値の鋳型に嵌まらない 中間役の札束が町中に溢れても 背後に当てにしていた存在が無いのです 歯車が空回りしている社会機構です 国は信用を失い 路頭には札が溢れ 路頭をさまよう 現実に起きた現象です 先に物価値が上がり流通通貨を増やすケースもあります。政府はその場しのぎに札を市場に低金利でバラマキ 活力を与えようとしてもリアルな価値を持つ物が無いのです 一瞬は札が溢れ人々は喜び購買力が増します みーんなそれをやると供給する側は品数がなく需要が増すのですから 法律に触れてまで値段を勿論上げます 高い利潤を要求するのが人の性です 早い話が中身の無い夢の袋を偽札を掴まされたのです お利口さんは世界で信用の置けるきんや証券に走り 貴重な市民の労力をぼろい紙み切れと交換しても法律には触れません 築き上げた文化や尊い精神まで奪われるのです デフレは単にこういう現象の予兆に過ぎません その場しのぎの形です 結論=受け渡しの鋳型歯車がちゃんとガッチリ噛み合わないとダメなのです バブル経済も脳内で夢が膨れているだけ、偽りが下界の偽りと干渉して増幅され気がつけば点すら遺らない 石ころを皆で担いで盛り上げてもそれを食べられません おみこしも皆が担いでいる振りをしていれば担げません ゆえに人は正直でいなければなりません 振り=偽善は偽物です 自分の子供からの自発的な心の込もったプレゼントの方が嬉しい筈です 親は例え1円券分の物を人様から盗めば本気で叱ります でも34歳ともなりで職場の管理職の息子が会社の、お金を700万使い込んでも 叱りますが叱る歳でもないのでかばうのです 自分も息子におこずかいを貰っていたからです。安定とちょっとした刺激で人は活きていけます ただ社会と密接に繋がっておりますから無関心でも居られません