Harukoの濾胞性リンパ腫日記【B細胞 Ⅳ期 B症状 50歳代後半 】 2008年4月28日~

悪性リンパ腫の入院日記。多くのリンパ腫病のうち濾胞性(低悪性)リンパ腫の総合情報サイトを目指して行きます。

ゼパリン

2004-04-29 21:19:45 | 治療法あれこれ
ゼパリン

Limphomation.org
http://www.lymphomation.org/zevalin.htm

ゼバリン(Zevalin:Ibritumomab tiuxetan) は賢い爆弾のように働く。ゼバリンは放射線を付帯する抗体で、CD20と呼ばれる受容体を持つ細胞を探し当てると結合する。その細胞は正常細胞と悪性細胞どちらの成熟B-cellにも現れる。

ひとたび標的細胞に結合すると、ゼバリンは放射線を出し、抗体の殺傷効果を高める。正常B-cellは約9ヶ月で回復する。なぜなら親B-cellはCD20受容体を持たないからである。

リツキサン(付帯物のついていない抗体)はゼバリン投与前に、大多数の正常B-cellを清浄しゼバリンの毒性を減少させる目的で投与される。

適応:再発性または難治性の低悪性度、濾胞性または転換B-cell非ホジキンリンパ腫。リツキシマブに難治性濾胞性非ホジキンリンパ腫を含む。

ゼバリンの生存率への奏功はわかっていない。

禁忌(適応でない):マウスたんぱく質へのタイプ1(注)の過敏性を有することが知られている場合、またリツキサン、イットリウム塩化物、インジウム塩化物を含むこの製品の成分への過敏性を有する場合。

ゼバリンは25%以上リンパ腫の浸潤した骨髄を保有する場合、そして(又は)骨髄の予備能が損傷されている場合は投与するべきではない。

(注)Ⅰ型アレルギー:即時型過敏症

参考HP:悪性リンパ腫「グループ・ネクサス」
http://homepage3.nifty.com/webpage3/nexus/#whatsnew


内村美里人 訳
Dr.Saru 監修

http://www.cancerit.jp/archive37Bexxar.html#2zvl




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Bexxar | トップ | BexxerとZevalin比較 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。