花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

仮名手本忠臣蔵 五段目「山崎街道」~討入

2013年11月05日 | 歌舞伎
日曜、月曜と仮名手本忠臣蔵 後半を見に歌舞伎座へ。
なんで2日も続けてか?
単純に買い間違えただけ(苦笑)
あげく両日共に3階席を2枚購入。
その為日曜は、母と、月曜は友達と歌舞伎座に。
今月は、そんなに行く予定じゃなかったのになあと思っていたのに、3日も続けて、
これが面白かったので我満足!

夜の部はメイン主人公というのかな?
忠臣蔵には出てこない「早野勘平とお軽」
この早野勘平のモデルになったのは、
萱野三平重実だそうで、遺書を残して切腹しているとか。
ただし、切腹理由は、義父を殺しての早とちりではない。

今回昼の部の道行と五段目六段目のお軽は時蔵、七段目を福助が演じている。
でう~ん。福助なんですけど、見た目は綺麗でいいんですけど、なにか
この人の台詞の言い方というか、声もなんですけど、お軽という人物が
五段目六段目のお軽と違って、今や死語ってことですけど「おきゃん」で
声は高すぎたり、枯れてたり、それまで時蔵が演じていた上品さ?女らしさ?みたいなものが欠けているような気がしてしまうんです
菊五郎の勘平とお軽、さらには昼の部の梅玉の勘平とお軽は、同じ人ということもありますが、お軽の相手の勘平が、イケメンとされる勘平という同じところにいるのに対して、福助のお軽は、だと恋の相手の勘平はヤンキーだったか?と思えてしまうのです。

でね、今回仁左衛門が休演になってしまったことから、配役変更になった寺岡平右衛門の梅玉も悪くないけど、どこかしっくりこない。奴さんにしては、軽くない。
吉右衛門の大星由良之助が出てくるとそれなりきに収まるんですけど。
五段目六段目で満足してるけど、この七段目は、私のl中ではしっくりはしてないんですね。
きっと私のなかの忠臣蔵像とちがって、ちがっていても納得できる場合もあるんですが、今回は違ったって。

一方五段目と六段目は、毎度勘平って早とちりなんだろ。おやじさんが運ばれたときに親父さんを見ずに殺した!って思い込んでしまってる。
いや、やってきた武士だって親父さんを確認するのが遅いでしょ!!って
つっこみたくなるけれど、人が動転してるときはそんないちいち確認せずっか。

今回はその突っ込みを後からしてしまうのですが、菊五郎の勘平にやぱりいいなあ。と。
そんなへ理屈をしようとする間を持たせてくれない。
芝居を見せてくれてる!!って。

そして11段目は、もちろん吉右衛門って思っていたら、母
やっぱりあのシーンは長谷川一夫なのよね。って
母の舞台は、長谷川一夫だったみたい。

そして母も友も隼人くんほんとにかっこいいわね。っと
母とはお父さんの信二郎もかっこ良かったもんね~っと。

見た目も大事ね!!っと思わず。
そんな隼人が、お父さん錦之助の小林平八郎と手槍と刀でやりあう場面があってそこもなかなか。
小林平八郎今回かっこいい。
出てくる場面は、少しながら印象に残こる。同じように出番は少ないものの印象に残る斧定九郎の松緑。
この二人の登場シーンは大向こうも声の出しがいがあるのか??
でも松緑に2代目そっくり!とかけていたけれど、ご当人は、3代目となる父辰之助の印象が強いようだけれど・・・
見てる人は自由なんだ、って思わず。


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