花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

オペラ『ホフマン物語』

2013年12月16日 | 芝居
『ホフマン物語』フィリップ・アルローの演出による幻想的恋物語。
<ホフマンの舟歌>でお馴染のフランスで活躍したオッフェンバック唯一のオペラ作品
といわれても・・・・オッフェンバックにホフマンの舟歌???
わっからない~~~!!

オッフェンバックは、オペレッタ作曲家だそうで、
オペレッタとオペラってッ区別されるのですね。
オペラの中にオペレッタとよばれるものがあるのかと思っていた私。
今回初めて違うということを知った次第。

二期会のサイトで室田尚子さんが書かれていた文章のなかに、
「オペレッタのことを「オペラの堕落した、しかし魅力的な娘」とよんだのは19世紀フランスの作曲家サン=サーンスだが、確かに、オペレッタを観るのは楽しい。オペレッタのテーマはたいてい男女の恋愛で、浮気があったり、やきもちがあったり、純愛があったり、不倫があったり、でも最後はみんな丸くおさまってハッピー、めでたしめでたし。肩肘はらず、リラックスして楽しめるのがオペレッタのイイところ」ってあっったり、
オペラを紹介していたサイトには
「オペラはまず神話を題材にしたものからはじまったと言われています。そのため、真面目な題材を扱うオペラ・セリア(正歌劇)から始まりました。
オペラ・セリアの幕の間の息抜きとした幕間劇(まくあいげき)として、喜劇的な題材を用いた短い喜劇オペラ・ブッファが併演されるようになりました。
能でいえば狂言のようなものですね。
このオペラブッファが後にオペレッタとなりました。」

とあって、オペラとオペレッタは、違うのね。「能でいえば狂言のようなもの」ってなんだか変な監事の言い回しだなあと思いながらも、能と狂言の関係か。って解釈させていただきました。

そのオペレッタの作曲家が書いたオペラってことで、オペレッタ要素を含んだオペラらしいと判断。

『ホフマン物語』ストーリーは、詩人ホフマンの身の上に起こった失恋の話が次々と披露されるってことで、
演出したアルローにとって新国立劇場での第1作となった本作品では、ウィットとユーモアにあふれる衣裳や、黒い舞台空間に蛍光色を効果的に使って原作の幻想性を醸し出し、作品に一層の深みをもたらしています。って新国立の紹介文。

それらをなんとなく頭に入れて見た『ホフマン物語』

う~ん。「私はあまり好みじゃないな。」が一言感想です。
違う演出でもちょっと見てみたいかも。でした。

チラシに出ていたユニークでポップな衣装に惹かれて購入したチケットでしたが、
舞台全体の印象がごちゃごちゃしすぎて幻想性なのかも?と思えても、
舞台全体と人の動きが、ラッシュアワー状態??

舞台は、幾何学的な現代アートのようで、スタイリッシュなのですが、人がわんさかわんさか。
うっとうしいかんじすらしました。
その狭さでダンス要るか?ってことも。
加えて上演時間が予定より15分延びたってことでしたが、そのくらいテンポよくしてもいいんじゃない?って

視界からはいる画面なくして、出演者と演奏を聴いている方が、オペラを見てる!!という気分になっていた私です。

ホフマンのアルトゥーロ・チャコン=クルスさん
ニクラウスとミューズのアンジェラ・ブラウアーさん
オランピアの幸田浩子さん
の歌には魅力が一杯でした。演奏も聴き入りました。


今回、ふつふつとオペラの苦手意識。舞台を生で見なくてもいいか意識が湧いています。
ただしそれは古典を古典としてみせてるのでなく、演出家の意図ととして新しい風を入れようという気持ちがあってそこが合わないのかなあ?と思ったり。

奥の深そうな古典故もうすこしおつきあいしてみようかな?と思っていますけど。



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