今年の「顔学会」

日本顔学会という学会があります。
顔に関する研究者や、顔に係わる仕事をしてる人など、
こと「顔」に関するかぎり、ロボット工学から人類学、
医学や美容と、幅広い分野の研究者や専門家の集まりで、
私も会員の一人です。

その顔学会の年に一度の総会で、大規模な研究発表が行われます。
今年は１０月１１日から３日間、東大の本郷キャンパスでの開催。
プログラムを見ると・・

私がもっとも興味があるのは
「コミュニケーションにおける顔の表情の役割について」

でも、その他にも、

「非行少年における表情認識の問題」
（メンタン切ったりする表情のことかしら？）

「味覚刺激に対する表情表出過程の画像解析」
（苦い時の顔やすっぱい時の顔が分析されるのかしら？）

「顔輪郭の大きさとメイク効果について」や
「アイメイクが相貌印象に及ぼす影響」や
「顔画像を用いた主観年齢の推定」や
「顔面に形成されるシワレベルの性差」
なんていう、女性にとっては気になるタイトルがあったり・・・。

「化粧顔は他者の感情と自律神経活動にどのような影響を及ぼすか」
「化粧顔および素顔の認識における脳内過程について」
なんていうのもあるし、

「古典文学（源氏物語）にみる口元の評価」なんて雅なものも。

今年も興味深い発表が目白押しです。うーん、楽しみ！

顔の学門、想像以上に深いものがあります。
私にとって「顔」は興味の尽きない対象です。