表情筋トレーニング ★ フェイスニング

お顔の筋肉エクササイズ「表情筋トレーニング」でアンチエイジング!素敵な笑顔と健康的な若々しいお顔を手に入れる。

知られたくなかった過去

2006年03月28日 | 表情筋トレーニング
受講生さんから、「ビフォアー・アフターの写真があるといいのに・・」という声をいただきました。しばらく考えましたが、長い間ためらっていた自分の過去の写真を公開する決心をしました。

左側の写真。今からちょうど5年前の2001年3月に友人に撮ってもらったもの。まだ表情筋のトレーニングと出会う前の私です。水泳大会に出場して、本人としては「満面の笑み」を湛えているつもりだったのですが・・。この写真が友人からメールで送られてきて、パソコンの画面いっぱいに見たときは正直ヘコみました。どーしていつもこんな変な笑顔になってしまうのか?この時、きれいな笑顔になりたいと、しみじみ思ったのでした。
私が表情筋のトレーニングをやってみようと思ったワケ・・その第1の理由がこの写真の笑顔です。

さて、右の写真。すでに皆様ご存知の現在の私です。いかがでしょうか。ずいぶん変わったでしょう?詳しく分析すると、5年前の私は笑顔をつくる時、口角を横に引く筋肉をおもに使っていたので、不自然な笑顔になっていたのです。現在の私は、口角を引き上げることができるようなって、まともな笑顔になりました。それから顔全体と首が引き締まったと思います。

「こんなふうに変わることができます」・・ってお手本になったでしょうか?
知られたくなかった私の過去、公開するのにちょっと勇気要りました。 

奄美からの嬉しい便り

2006年03月14日 | 顔面マヒのリハビリ
昨年暮れに奄美大島を訪れた際、歌手の西 和美(にし かずみ)さんから表情筋トレーニングの個人レッスンを依頼されました。和美さんは、たいへん有名な奄美を代表する島唄の唄い手で、島の宝ともいうべき女性です。

そんな和美さんは、3年前に脳出血に倒れました。
しかし左半身マヒという後遺症を克服され、みごと1年後には舞台に復帰。
現役の歌手としてステージをこなしていらっしゃいますが、お顔の左側にマヒが残ってしまいました。

プロの女性歌手として、唄う上でもビジュアル的にも、お顔の半分の筋肉が動かしにくいことは、たいへん深刻なものであることは容易に想像できます。
そこでレッスンは、おもに頬と口まわり(頬筋・小頬骨筋・大頬骨筋・口輪筋・口角挙筋)と上まぶた(上眼瞼挙筋)を中心にトレーニングを行いました。

あれからちょうど3ヶ月経った昨日、和美さんからの嬉しいメッセージが、和美さんを紹介してくれた友人を介して届きました。

以前は食事の時によく左頬を咬んでいたが、いまはそれが無くなったこと。
久しぶりに会った知人から「顔が変わった」と驚かれたこと。

トレーニング開始から2ヶ月になる今年2月、鹿児島県の広報誌の取材で、今までは左側から写真を撮られるのを避けていたけれど、今回は「左側の顔の表情がとても柔らかくて良い」というカメラマンの判断で、撮ってもらったこと。

写真をご覧下さい。和美さんご本人が手にされているのが、その広報誌です。わざわざ私のためにこんなポーズを(しかも今回も左側のお顔を向けて)とってくれました。感激! たおやかに微笑まれる広報誌の中の和美さんも素敵ですが、今の和美さんの笑顔もさらに口角があがって、イキイキとしています。

来週には、クルーズ客船ぱしふぃっく・びぃなすに招かれ、船内でのコンサートに出演される予定とのこと。

私は今、幸せな気持ちでいっぱいです。
お仕事をしていて、一番嬉しいこと、それはこんなふうにトレーニングがお役に立って、毎日努力し続けた方に幸せを感じていただけることです。

(この記事の内容と写真は、西 和美さんご本人の許可を得て公開させていただいているものです)

西 和美さんの公式ホームページは下記。
(和美さんの唄声も聴くことができますヨ!)
http://nishi-kazumi.com/


はじめての経験

2006年03月01日 | レッスン日誌
神奈川県聴覚障害者協会の婦人部が主催する「顔の健康と美容のための表情筋トレーニング」の講師を務めてきました。

会場となる「神奈川県聴覚障害者福祉センター」が駅からえらく遠いので驚きました。障害のある方達の利用する施設なのですから、もっと便利な場所にあってほしいもの。こんな不便な場所にセンターがあることすら今まで知らなかった私自身も恥ずかしいのですが・・。

さて、初めてセンターに入ったわけですが、ロビーにはすでに協会理事のSさんと婦人部長のMさんがいらして、「いっしょにご飯食べましょう」と手話でお誘いをいただきましたが、残念「早お昼」を済ませてきてしまったので、コーヒーをご馳走になることに。でも、一緒にたべようと待っていてくださったことが嬉しかったですね。

センター内のカフェでは今日の受講生の皆さんが早々と集まって、お食事をしながら、手話で楽しげに話しています。とっても静かなのですが、とってもにぎやかなのです。ここで言葉がわからないのは私だけ。なんだか外国にいるような不思議な気分。でもこのめったにないシチュエーションを楽しんでしまいました。

さて、講座ですが、すばらしい手話通訳者の女性が2名もついてくださり、どんな細かな言葉のニュアンスもあまさず手話にしてくれる、そのプロの仕事ぶりのおかげで、受講者の皆さんは時には私の冗談に笑ったりしながら、顔がすっかりくたびれるまでトレーニングに集中できた2時間になりました。(私の手話の挨拶も、おかげさまでなんとかうまくいきましたよ!)

受講生さんたちは日頃から表情豊かにコミュニケーションをとっている方たちなので、お顔の筋肉、特に頬や口の周りの筋肉は、とてもじょうずに動かすことができていました。私がびっくりしたのは手話通訳さんです。彼女達のお顔の動くこと!
お仕事柄、大きなメリハリのある表情で通訳をされているからでしょうね。嬉しいことに、通訳の方たちもこの表情筋トレーニングを気に入ってくださったようで、終わったあとで、「今日のテキストをわけてほしい」と言われました。

朝から雨の降る寒くて暗い一日でしたが、私にとってはエキサイティングな一日でした。