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オリンピック開会式の先住民

2010年02月14日 | プライベート
昨日は、テレビでバンクーバーオリンピックの開会式をまるまる見てしまいました。
そして個人的に嬉しいことを2つ発見しました。
ひとつは・・・・
じつは私の大親友はカナダ人で、彼女の生まれ育ったところがバンクーバーなのです。
なので、彼女のこと懐かしく思い出しながら開会式を見ていました。
彼女はカナダの先住民の血を引くお父さんとフランス系カナダ人のお母さんから生まれましたが、
カナダ先住民の血を誇りにし、彼らの自然観や価値観をとても大事にしていました。

彼女は1992年に来日し、卓越した言語能力を活かして、
単なる英会話の先生ではなく、「通訳を養成する専門学校の教師」を勤めていましたが、
カナダ先住民の言語が消滅していくことに心を痛め、
高齢の最後の話者が亡くなる前に、その言語を記録して、復活させる活動を
行うために、カナダに帰国し、カナディアンロッキーの山村に入っていきました。

カナダには様々な先住民がいるのですが、彼女が特に危機意識を持ったのは
遠い昔に先住民とフランス系移民が融合し独特の言語文化を持つメティスという先住民のことでした。
その先住民はその成立過程の特殊性から、カナダでもなかなか理解されない、
マイノリティ(少数者)なのです。

昨日のオリンピック開会式には、バンクーバー周辺の主な4つの民族を中心に、
北方のイヌイットなどカナダ各地の様々な先住民が登場しました。
そしてその中に、彼女が言語を記録しているその先住民もいたのです。
しかも、その民族の由来について解説がなされ、「先住民として」認められていることが
強調されていました。

これが嬉しかったことのひとつ。

そしてもうひとつは、先住民の総称を「ファーストネイションズ」ということを知ったこと。
以前、まだ先住民について理解がなかったころ、私たちは彼らを「インディアン」と呼んでいましたよね。
それがふさわしくないとの認識になり、「ネイティブ・アメリカン」などと言うようになりました。
その他、1990年代には世界の様々な先住民族を「インディジーナス」と呼んでいました。
私はこの「インディジーナス」という呼び方もなんだかしっくりこないなあ、
なにか他にもっとよい呼び方があればいいのになと思っていました。
すると昨日の開会式では彼らを「ファーストネイションズ」と紹介していたのです。
「最初の民族」いいですねえ、これ。
ネイティブカナディアンだけでなくマオリもアボリジニもアイヌも「ファーストネイションズ」!

なんだか、ひとり感動してしまいました。

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