ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

ついに電動スライサーを買ってしまった

2023-12-03 | 暮らしの日記

久しぶりに猪のブロック肉をいただいて、「牡丹鍋食べたいね。」ということになり、

スライサーを購入してしまった話。

 

今まではゴロっとした塊を煮込んだり、焼肉やローストして食べることが多かった猪肉。

バリエーションを広げようと薄切り肉を作れるようにしました。

いつもいただくお肉はとっても処理が良く、赤と白のコントラストが鮮やかできれい。

売りものみたいな薄切り肉ができました。

塊肉は塩漬けにでもしようかな。

切り落とし肉はラグーでも作るか、煮込みでもいいな。

脂身は細かくカットしてから冷凍しておいて、ラード的な感じで使います。

牛よりも、豚よりも、そして鶏よりも綺麗な猪の脂が大好きです。

 

このスライサーが有れば、チーズも均等に切れるし仕込んだ鶏ハムやベーコンなんかも

楽しめそうですね。

 

今日は朝から猪対策にワイヤーメッシュ柵を共同作業で設置しました。

どんどん獲れるといいな。

 

 

 


近所の小川でハエ釣り

2023-11-25 | ナニタベ

気温が20℃を超える(!)陽気が続いた11月の中旬、週末に近所の小川で息子たちとハエ釣りをした。

のべ竿とトウガラシ浮きがついた仕掛けを買って、餌は畑でミミズを掘る。

川幅は狭く、竿を出せるポイントは限られるが徒歩圏内で遊べるのは大きな魅力だ。

ちなみに、ハエとは鯉科の小魚の総称として使われていて、場所によって指している魚が変わります。

ここではカワムツを指します。

釣果は魚が7尾と、食いしん坊なアカハライモリが1匹。

イモリは息子がウキ下を調節できず,餌が底についていて釣れてしまったのでしょう。

テトロドトキシンが怖いので畑におかえりいただきました。

10㎝ほどのドンコ。

このサイズだと骨があたりそうなので、腹を開けて内臓と鰓を取り、火を通りやすくしました。

内臓にはアニサキスに似た形状の寄生虫が見られましたが、川魚にはいないよなーと思いながら同定はできず。

カワムツは5㎝くらいから8,9㎝あるものまで。

こちらはウロコだけ取って塩もみしてヌルを流す。

すべて粉をつけて揚げるという簡単調理。

子どもでも躊躇なく丸ごと食べれるのが小魚の利点ですね。

うん、旨い。

 

暖かい時期になったらガンガン釣って、美味しいビールを飲もう。


軽トラの世代交代 2代目キャリーが来ました

2023-11-19 | 暮らしの日記

この秋、新しい軽トラが我が家にやってきました。

前回に引き続き、今回もスズキのキャリー。

農作業に、薪仕事に大活躍してくれることでしょう。

 

先代のキャリーさんは、海士町に引っ越して漁協の仕事をするために購入したのでした。

写真を探していたら懐かしくなって、働きに感謝して振り返りたいと思います。

この写真は港の駐車場に軽トラが5台並んで停まってたのが珍しくって撮影したもの。

一番右の魚釣り仕様になってるのが初代です。

雪が降った時も懸命に頑張ってくれました。

4WDのマニュアル車で、雪道でも不安はあまりなかったな。

網戸の張替えの時は作業台としても活躍してくれました。

海士町から岡山の吉備中央町へ引越しするときは、自転車3台と嵩張る荷物を載せてフェリーに積込みました。

この時はコロナの影響で、引越し会社から「県をまたいでの運搬はできません」とか言われたりして、

結局宅急便と自家配送で乗り切ったのでした。

そして岡山の借りの住まいに到着したところ。

まさかここがMKD御殿だとはつゆ知らず。

岡山ではブドウを積込んで運んだりして、魚から一転農家の軽トラになったのでした。

御覧の通り、薪もガンガン積込んで働いてくれました。

 

中古で買って、今年で13年の付き合いになります。

総走行距離も21万4千キロとなかなかのベテランになりましたが、調子よくてほとんどトラブルもなく。

来年の車検までには新しい車を探さなきゃな、と動き出した途端にラジエーターから液漏れが発生。

その後、あれよあれよという間に不具合が噴出し、突然の引退となったのでした。

 

次の車までのつなぎとして車屋さんからスズキのエブリイをお借りした時に

雨や風を気にしないで物が運べる素晴らしさに惹かれたものの、

やっぱり軽トラの気軽さがいい、ということで探していました。

軽トラは中古市場でも値段が下がらず、状態のいい車は100万円オーバー。

初代は20万円で購入したので、それとのギャップに苦しんだものの、

知人からのご縁で紹介いただいた2代目は走行距離たったの5千キロ、

私にとっては新車も同然の状態で60万円で購入することができました。

 

ついに岡山ナンバー。

この相棒とも20万キロ目標に仕事を頑張るぞ。

 

初代キャリーさん、今までありがとうございました。

 

 


3tトラックとブドウのケーキ

2023-10-10 | ワイン農家

引き続き、ワインの醸造シーズンです。

上の写真はブドウを油圧式のプレス機で絞った後の、搾りかす。

フランスではケーキみたいだから「ガトー」と呼ぶんだとか。

このブドウは訳あって色づいていない緑のブドウも多く混じっていたため、

普段見ることのない鮮やかなモザイク模様になっています。

昨年までは無かったワインなので、一体どんな風に仕上がるのか、今からとても楽しみです。

そして、3トン車。

私、古いタイプの人間なので、運転免許に「中型(8tまで)」がついてるんです。

訳あって、この車を運転して神戸まで行ってきました。

しかも、1日に2往復。

今まで乗った車の中では断トツのサイズ。

全長650㎝、幅220㎝、高さ311㎝。

いつもの道が、細く見えます。

前日にyoutubeで大型トラック運転動画をみて予習しましたが、

ドキドキしながらのドライブとなりました。

乗ってみた感想としては、世の中のすべての大型トラック運転手を尊敬します。

また新しい世界を覗いてしまった。

 

そんなこんなで、2023醸造シーズン、もう少し続きます。

 

 

 


収穫と醸造 2023 

2023-09-24 | ワイン農家

9月に入り、ブドウの収穫と醸造はシーズン真っ盛り。

修行先のワイナリーは、一年間で最も忙しい時期を迎えている。

表題の写真はステンレスのタンクに入れた収穫したばかりのブドウ。

ブドウがタンクに反射して映る、何とも幻想的なこの景色が好きだ。

マスカット・オブ・アレキサンドリア。

カベルネ・ソーヴィニヨン。

岡山県の林ぶどう研究所さんが開発した新品種「りざん」。

 

修行先のワイナリーには醸造委託の依頼も多く、様々な品種に触れることができる。

畑を見て、ブドウを見て、ワインになるまで。今年で2シーズン目。

作業をしながら思い描くのは、数年後に迎える自分の畑の最初の収穫。そして、醸造。

様々な選択肢は有れど、最終的に選ぶ道は常に必然であるような気がしています。

 

昨年は見えなかった細部に宿る神を見つけながら、今シーズンも楽しんでいきます。