秋になると大繁茂するのがセンダングサの仲間です。この名前よりも「ひっつき虫」の方が解りやすいかもしれません。果実が衣服にくっついてなかなかとれないで苦労する野草です。他にも「くっつき虫」と呼ばれる果実を実らせる野草がありますが、センダングサが一番やっかいな気がします。センダングサのセンダンとは栴檀の木のことのようです。解説では、葉の形が似ているところからつけられた名前とありました。分類上では何の関わりもなく、センダングサはキク科の野草です。センダングサには舌状花があって黄色い花弁をつけることが多いようですが、最近よく見かけるのは、白い花弁をつけるものと花弁の無い筒状花だけのものです。シロノセンダングサやコセンダングサとよばれるものです。そこに、ちょっと様子が異なるのがいます。アメリカセンダングサです。あとから加わった外来種ということでしょう。中井猛之進が命名したとありました。追加の情報として、それより前になるのでしょうか、牧野富太郎はセイタカタウコギと命名しているようです。アメリカセンダングサは頭花の周りの総苞が目立つのですが、その特徴はセンダングサよりもタウコギに似ています。セイタカタウコギのほうがよいような気もします。
30秒の心象風景28940・タウコギに似ている~アメリカセンダングサ~
https://youtu.be/BAPMAu8Tg9g