仏塔巡りをライフワークのような楽しみにしています。ここから得たものは色々あります。仏教美術、木造建築、歴史的宗教文化としての仏教など、多様な価値観の存在を知ることになりました。仏塔巡礼は、日本の歴史、文化の底流となって存在するものに気づかされることが多い小旅行だったのです。江戸時代の初め頃に建立された伽耶院の多宝塔です。これまでに何度も訪れた魅力ある古刹のシンボル的存在です。ナレーションでは見どころを紹介しようと次のような表現を加えています。「多宝塔の 初層の軒裏を見上げます。」「二手先の組物が並びます。」「軒桁の間に蛇腹支輪が見えます。」「初層の軒は並行垂木になっています。」どうしても専門用語の羅列になってしまうところが難点です。
30秒の心象風景30641・多宝塔の軒裏~伽耶院~
https://youtu.be/FDeskiVbFcw