映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

063「一畑」の名の由来

2012年09月22日 | 30秒の心象風景
「一畑」の名の由来
仏教に興味を持って、これまでに様々な寺院を訪れた。多くは優れた仏教建築物を維持している寺院だが、その中には民間信仰の長い歴史を感じさせるものがある。島根県の一畑薬師も全国的に知られた寺院である。その島根県にローカル鉄道があるということで、興味を持った。島根では地名として思う浮かぶのが、出雲や松江ぐらいだったので、そのローカル電車がなぜ一畑電車なのかという気がしていた。すぐに、一畑薬師との関連が頭に浮かんだが、電車の創業の経緯を調べると、やはり一畑薬師参拝への鉄道敷設だったことがわかった。これは一畑薬師も出資した事業であったらしい。しかし、一畑という名称については、全国的に知られた一畑薬師のこと以外、詳しくはわからなかった。一畑という地名そのものはあまり知られていないが、島根県関連の情報に「一畑」の名の由来は地名(薬草畑の番号)であるとの記載があった。今でもこの周辺には、大畑、中畑、小畑、薬師畑、後畑などの地名が残っており、当時薬の栽培が盛んであったらしい。一畑薬師とは、「一畑寺のお薬師さま」の事で、仏様の名前を親しみこめて呼んでいるのである。

30秒の心象風景1997・ラッピング電車~一畑電鉄・のんのんばあ電車~
http://youtu.be/YxwcmkO6qcE
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