花と虫の関わり合いは密接です。人が見て美しいと感じる花を咲かせるのは、被子植物の特徴ですが、これは人を楽しませようというより、虫たちを呼び寄せようとしたものであるらしい。進化の過程で、生殖行動を手伝わせるようになったと考えられています。それらを虫媒花と呼んでいます。それに比べると、イネ科の植物の花は地味です。こちらは風媒花とよばれ、虫たちを当てにしていないのです。そのために目立つ花弁は必要なかったのでしょう。蜜のありかを知らせる花弁の色と紋様、そしてその形は特定の虫たちを呼び寄せるのに特化しているということも知られています。
30秒の心象風景27931・マツバギクに~ヒメヒラタアブ~
https://youtu.be/h41yN6yKrHs