映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4312-浮世絵を楽しむ

2024年05月30日 | 30秒の心象風景

 広重のヒット作である東海道五十三次を素材にして映像編集を楽しんでいます。全作品を順にみながら、基本的には1作品を3つの映像クリップにして30秒ほどにまとめる作業を続けています。33作まで続けてきたのですが、後刷りの作品も含めると38作を見てきたことになります。そこで、これまでを振り返ってみると、編集作業では、絵全体の構図からどの部分をクローズアップするかを決めるのですが、それには、遠景からか、近景からか、また、パンニング方向をどうするかという判断が必要になります。そして、最後のズームアウトはどのポイントのアップから引いていくかを決めることになります。それは、見どころや視聴ポイントを探る作業となり、描かれた絵の内容を精査することになります。登場人物はなにか、どのような仕草をしているのか。そこには、江戸時代の文化も見えてきます。すると見どころが変わってくるのです。そして、気づいたのが大名行列の登場シーンが多いことです。33作までで、3割近く出てきたのではないかと気づいたのです。峠を越えるシーンや、街道を通るシーン、川を渡るシーンなどかなりの頻度で登場しています。

30秒の心象風景27916・白須賀 汐見阪図~広重の東海道五十三次~
https://youtu.be/ID6hEIyz-Ms

 


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