兵庫県神戸市北区山田町にある藍那駅は、鈴蘭台駅から粟生駅までを結んでいる神戸電鉄粟生線(29,2km)の駅です。 もともとは三木電気鉄道の駅として、1936(昭和11)年12月28日に開業しました。
5両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
平屋の駅舎が上りホーム(鈴蘭台方面行きホーム)側にあり、下りホームへは跨線橋で連絡しています。
2014(平成26)年度の1日の平均乗降人員は142人で、粟生線の中で最も利用者が少ない駅です。
藍那駅が属する神戸電鉄粟生線は、鈴蘭台駅~木津駅間の急峻な50‰の勾配を越え、神戸市西区から三木市を中心に広がる住宅地と神戸市の中心部を結ぶ通勤・通学路線で、1990年代初頭までは輸送人員が伸びていましたが、1990年代後半から路線バスとの競合などが影響して輸送人員は激減し、2000年代に入るとついに路線の存続が困難な状態に陥りました。 その後も慢性的な赤字を抱えて状況は悪化の一途を辿り、危機的な状況が続いています。
<藍那駅の年表>
・1936(昭和11)年12月28日:三木電気鉄道の駅として開業
・1947(昭和22)年1月9日:神戸有馬電気鉄道と合併して神有三木電気鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1949(昭和24)年4月30日:社名が神戸電気鉄道に変更され、同鉄道の駅となる
・1982(昭和57)年10月31日:西鈴蘭台駅~当駅間が複線化
・1988(昭和63)年4月1日:社名が神戸電鉄に変更され、同社の駅となる
・2007(平成19)年4月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2011(平成23)年3月1日:喫煙コーナーを廃止し、駅構内終日全面禁煙化
・2014(平成26)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2015(平成27)年3月3日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
(駅 名 標)
(鈴蘭台方面を望む)
(藍那駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2016(平成28)年5月8日