大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

旧国鉄天北線 飛行場前駅!

2015年04月27日 | 

飛行場前駅は、音威子府駅からオホーツク沿岸を迂回して南稚内駅までの148.9kmを結んでいた単線非電化の長大ローカル線だった天北線の仮乗降場として、1955(昭和30)年12月2日に開業しました(開業時は北見線に所属)。
その後、駅に昇格したものの、天北線が1989(平成元)年4月30日限りで廃止されたのに伴い、飛行場前駅も廃駅となりました。

飛行場前駅は板張りの短い単式ホーム1面1線のみで駅舎はなく、ホームへのスロープから少し離れた所に小さな待合室がありました。

駅の周辺には飛行場らしきものは見当たらないのに、飛行場前駅という駅名が付けられたのは、太平洋戦争末期にこの周辺に陸軍の浅茅野第1飛行場があったからです。
この浅茅野第1飛行場は1942(昭和17)年に着工し、約2年半の歳月を費やして1944(昭和19)年の冬に完成しましたが、終戦により閉鎖されました。

 <飛行場前駅の年表>

 ・1955(昭和30)年12月2日:旧国鉄北見線の仮乗降場として開業
 ・1961(昭和36)年4月1日:線路名が北見線から天北線に改称されたのに伴い、同線の仮乗降場となる
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継され、仮乗降場から駅に昇格し、飛行場前駅となる
 ・1989(平成元)年4月30日:天北線の廃止に伴って廃駅となる

 

 


 撮影年月日:1988(昭和63)年11月1日



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