大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

赤穂線 備前片上駅!

2019年11月22日 | 

岡山県備前市東片上にあるJR西日本の備前片上駅は、山陽本線の相生駅と東岡山駅とを瀬戸内海に沿って結んでいる全線単線の国鉄赤穂線(57.4km)の一般駅として、1958(昭和33)年3月25日に開業しました。

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有していて、列車交換可能な簡易委託駅です。
開業時に建てられたコンクリート製の駅舎が単式ホーム側にあり、島式ホームへは跨線橋で連絡しています。

2018(平成30)年度の1日の平均乗車人員は287人で、これは起終点駅を除く赤穂線の全17駅中16位です。

この備前片上駅は備前市の代表駅で、かつては大阪駅から当駅までの快速や当駅から米原行の快速も設定されていましたが、2000(平成12)年3月11日のダイヤ改正で廃止されました。

備前片上駅が属する赤穂線は、山陽本線の輸送力を補う代替・バイパス線として計画・建設された路線でした。 しかし、赤穂線が全通した時点で、並行する山陽本線は電化が完了し、輸送力の増強が図られた一方、赤穂線自身は単線で、かつ一部区間が非電化での全通であったため、当初想定されていた「山陽本線の輸送力を補う代替路線」ではなく、「地域住民のためのローカル線」という存在での開通となりました。 それでも、全通当時沿線に赤穂市・西大寺市の二つの市を抱えていたことから、大阪と山陽・九州方面を結ぶ優等列車(急行「鷲羽」「つくし」など)の一部が当路線を経由していましたが、新幹線博多開業の1975(昭和50)年3月10日のダイヤ改正以降、定期の優等列車は設定されていません。

  <備前片上駅の年表>

 ・1958(昭和33)年3月25日:国鉄赤穂線の一般駅として開業
 ・1969(昭和44)年8月24日:播州赤穂駅~当駅~東岡山駅間が電化される
 ・1983(昭和58)年7月29日:備前福河駅~当駅~東岡山駅間で列車集中制御装置(CTC)が導入される
 ・1986(昭和61)年11月1日:駅の無人化(簡易委託)
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・2018(平成30)年9月15日:ICOCA対応IC専用機の導入により、「ICOCA」の利用が可能となる

 
(駅 名 標)

 
(跨線橋から東岡山方面を望む)

 
(相生方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(備前片上駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2013(平成25)年4月10日



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