青森県上北郡横浜町にあるJR東日本の陸奥横浜駅は、野辺地駅から下北半島の陸奥湾側を縦貫して大湊駅までを結ぶ全線単線非電化の大湊線(38.4km)の一般駅として、1921(大正10)年3月20日に開業しました(開業時は大湊軽便線に所属)。
島式ホーム1面2線を有し、大湊線の途中駅では唯一の列車交換可能駅です。 かつては貨物ホームと引込み線も有していました。
古い木造駅舎が現在も使われています。
2013(平成25)年度の1日の平均乗車人員は75人です。
大湊線が接続している野辺地駅は、以前は東北本線に所属していましたが、2010(平成22)年12月4日の東北新幹線の新青森延伸に伴って東北本線の八戸駅~青森駅間が第3セクターの“青い森鉄道”に移管されたため、大湊線はJR東日本の路線の中で唯一、自社の他路線に接続していない飛び地路線となっています。
<陸奥横浜駅の年表>
・1921(大正10)年3月20日:大湊軽便線の一般駅として開業
・1922(大正11)年9月2日:軽便鉄道法の廃止により線路名が大湊線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1972(昭和47)年3月15日:貨物取扱い廃止
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる
・1999(平成11)年12月4日:駅の業務委託化
(国鉄時代の駅名標)
(駅 舎:1988年8月22日撮影)
(硬券入場券)
撮影年月日:1988(昭和63)年8月22日