和歌山県有田市宮原町滝川原にあるJR西日本の紀伊宮原駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1925(大正14)年12月11日に開業しました(開業時は紀勢西線に所属)。
かつては単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有していましたが、後に中線にあたる2番のりばが使われなくなり線路も撤去されたので、現在は単式ホーム2面2線を有する業務委託駅です。
1926(大正15)年9月に建てられた古い木造駅舎が下りホーム(和歌山方面行きホーム)側にあり、上りホームへは跨線橋で連絡しています。。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は1,210人で、これはJR西日本に属する紀勢本線の全55駅中16位です。
<紀伊宮原駅の年表>
・1925(大正14)年12月11日:国鉄紀勢西線の終着駅として開業
・1926(大正15)年8月8日:紀勢西線が当駅から藤並駅まで延伸したことにより、途中駅となる
・1926(大正15)年9月 :現在の木造駅舎が竣工
・1959(昭和34)年7月15日紀勢西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1967(昭和42)年9月17日:当駅~藤並駅間が複線化
・1967(昭和42)年9月29日:箕島駅~当駅間が複線化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2015(平成27)年7月17日:台風11号による被害で新宮駅~和歌山駅間が不通になったことにより、営業休止
・2015(平成27)年7月26日:御坊駅~箕島駅間が運転再開したことにより営業再開
(駅 名 標)
(御坊方面を望む)
(跨線橋から和歌山方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(紀伊宮原駅駅舎)