京都府木津川市相楽川ノ尻にあるJR西日本の西木津駅は、大阪環状線の京橋駅と関西本線の木津駅とを結んでいる全長44,8kmの片町線(愛称名=学研都市線)の旅客駅として、1952(昭和27)年12月1日に開業しました。
京橋方面に向かって右側に配置された7両編成対応の単式ホーム1面1線のみを有する無人駅です。
ホームの京橋寄りに逆U字型ゲート状の簡易駅舎があり、自動券売機と簡易式の自動改札機が設置されています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗車人員は860人で、これは起終点駅を除く片町線の全22駅中21位です。
西木津駅が属する片町線は、JR西日本のアーバンネットワークに含まれる路線の一つで、生駒山地の北端を廻り、大阪府北河内地域の各都市や京都府南部に広がる住宅地と大阪・阪神方面との通勤・通学路線となっています。 また、この片町線は関西の国鉄線で初の電化区間だったので、関西国電発祥路線とも言えます。 さらに、国鉄では武蔵野線に次いで西日本地域としては初めて自動改札機を採用した路線でもあります。
<西木津駅の年表>
・1952(昭和27)年12月1日:国鉄片町線の旅客駅として開業
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1988(昭和63)年3月13日:路線愛称の制定により「学研都市線」の愛称を使用開始
・1989(平成元)年3月11日:片町線の長尾~木津間の電化に伴い、木津方へ100mの現在地に移転する
・2003(平成15)年11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2009(平成21)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止し、駅構内終日全面禁煙化
・2010(平成22)年3月23日:全区間7両編成での運転開始により、ホームを7両編成対応に延長する
・2010(平成22)年10月21日:組織改正により、近畿統括本部の管轄に変更される
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始(10種類)により、PASMOなども利用可能になる
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(京田辺方面を望む)
(踏切上から木津方面を望む)
撮影年月日:2016(平成28)年1月10日