兵庫県伊丹市梅ノ木2丁目にある新伊丹駅は、塚口駅と伊丹駅とを結んでいる阪急電鉄伊丹線(3.1km)の駅として、1935(昭和10)年3月1日に開業しました。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。
駅舎は、上り・下りそれぞれのホームの北端(伊丹寄り)にあります。
1980年代半ばまでは構内踏切が設置されていましたが、後に阪急電鉄の方針により撤去されたので、改札内で各ホーム間を移動することはできません。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は6,706人で、これは起終点駅を含む伊丹線の全4駅中4位です。
この新伊丹駅は、伊丹線が開業した当初は開設が予定されていませんでしたが、伊丹市内で住宅ブームが巻き起こり阪急も「新伊丹住宅」の売り出しを開始したため、これに合わせて駅が新設されました。
<新伊丹駅の年表>
・1935(昭和10)年3月1日:阪神急行電鉄(阪急電鉄の前身)伊丹線の駅として開業
・1973(昭和48)年4月1日:社名が阪急電鉄に改称されたことに伴い、同社の駅となる
・1992(平成4)年4月1日:「ラガールカード」の自動改札機での取り扱い開始
・1995(平成7)年1月17日:阪神・淡路大震災で阪急伊丹駅が倒壊し全線が不通になったため、営業休止
・1995(形成7)年1月21日:塚口駅~当駅間が運転再開したことにより、一時的に終着駅となる
・1995(平成7)年3月11日:当駅~伊丹(仮駅)間が復旧し、全線の運行再開
・1996(平成8)年3月20日:「スルッとKANSAI」対応共通磁気カードの自動改札機での取り扱い開始
・2004(平成16)年8月1日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2005(平成17)年4月25日:JR福知山線の脱線事故の発生を受け、その復旧までJR伊丹駅と北伊丹駅の振替輸送駅に指定される
・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
・2011(平成23)年9月1日:喫煙ルームを除いて駅構内終日全面禁煙化
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
・2013(平成25)年12月21日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(伊丹方面を望む)
(踏切上から塚口方面を望む)
(古くからある西口駅舎)
(西口駅舎内)
(構内踏切廃止時に設置された東口駅舎)
撮影年月日:2015(平成27)年12月24日