兵庫県加古川市上荘町にあるJR西日本の厄神駅は、山陽本線の加古川駅と福知山線の谷川駅とを結んでいる全線単線の加古川線(34,6km)の駅です。
もともとは播州鉄道の一般駅である国包駅として1913(大正2)年4月1日に開業しましたが、その後、播丹鉄道を経て国鉄加古川線の駅となりました。
以前は単式ホームと島式ホームの2面3線を有していましたが、三木鉄道の廃止後は相対式ホーム2面2線で運用しており、列車交換可能な業務委託駅です。
かつてあった木造駅舎は、1999(平成11)年3月に橋上駅舎に建て替えられました。
2014(平成26)年度の1日の平均乗車人員は914人です。
この厄神駅は、2008(平成20)年4月1日に廃止された三木鉄道の乗換駅でもありました。
<厄神駅の年表>
・1913(大正2)年4月1日:播州鉄道の一般駅である国包駅として開業
・1916(大正5)年11月22日:駅名が厄神駅に改称される
・1923(大正12)年12月21日:播州鉄道が播丹鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
・1943(昭和18)年6月1日:播丹鉄道が国有化されて、国鉄加古川線・三木線の駅となる
・1962(昭和37)年9月1日:貨物取扱い廃止
・1985(昭和60)年4月1日:国鉄三木線が三木鉄道に転換されたことにより、国鉄と三木鉄道の共同使用駅となる
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)と三木鉄道の共同使用駅となる
・1990(平成2)年6月1日:加古川鉄道部の発足により、その管轄となる
・1999(平成11)年3月13日:橋上駅舎完成
・2008(平成20)年4月1日:三木鉄道が廃止されたことにより、JR西日本の単独駅となる
・2009(平成21)年7月1日:加古川鉄道部の廃止に伴って神戸支社管轄へ変更され、加古川駅に被管理駅となる
・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2016(平成28)年3月26日:ICカードICOCAの利用が可能になる
(左はJR西日本の駅名標:右は国鉄時代の駅名標)
(左は1991年12月29日撮影:谷川方面を望む:右は2015年12月29日撮影)
(加古川方面を望む)
(かつて三木鉄道が使っていたホームは柵でふさがれ、線路もはがされています)
(左は旧駅舎:右は現在の駅舎)
(現在の駅舎内)
撮影年月日:1990(平成2)年3月26日、2015(平成27)年12月29日