奈良県御所市にあるJR西日本の掖上駅は、王寺駅と和歌山駅とを結ぶ全線単線の和歌山線(87.5km)の駅です。
もともとは南和鉄道の一般駅として1896(明治29)年5月10日に開業しましたが、その後、関西鉄道を経て、国鉄和歌山線の駅となりました。
相対式ホーム2面2線を有し列車交換が可能で、かつて貨物の取扱いをしている頃は、駅舎側のホームの切欠き部分に貨物ホームと引込み線を有し、貨物側線もありました。
1929(昭和4)年5月に建てられた木造駅舎が現在も残っています。
2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は160人です。
<掖上駅の年表>
・1896(明治29)年5月10日:南和鉄道の一般駅として開業
・1903(明治36)年5月15日:駅名を壺阪駅に改称
・1904(明治37)年12月9日:関西鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
・1907(明治40)年10月1日:関西鉄道が国有化される
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄和歌山線となり、同線の駅となる
・1940(昭和15)年10月1日:駅名が掖上駅に再改称される
・1984(昭和59)年10月20日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(駅 名 標)
(御所方面を望む)
(駅 舎 正 面)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2000(平成12)年9月3日