悲しい

2日ほど前のダンナさんの電話。
親より少し若い年齢のＮさん。
お礼状を書いたので、それに対しての電話があった。

たぶん、誰かと、話をしたかったのかもしれない。

息子さん（私たちより少し下だと思う）は25歳くらいのとき、
突然目の病気で全盲になった。
そのことは知っていて、この前お会いしたとき涙を流して苦労話をされた。

白杖をついての外出、理不尽なことをされたり言われたり。

駅のホーム、男性に延々と言われ、それを見かねた人が駅員さんを連れて来て、
その男性をなだめたことがあったらしい。

ヘルパーさんとの外出でも、ヘルパーさんとの相性が合わないことも。
目が見えないからなのか、自身の愚痴ばかり話す人もいるとのこと。
気分転換の外出も、愚痴を聞かされては誰だって楽しくない。

最近は閉じこもりがちになり、親や兄弟の言うことも聞いてくれなくなった、と。

私のダンナさんも障害者で歩くことができない。
外出は車いす。
嫌な思いをすることもあるけれど、親切に声をかけてくれることもある。

たぶん身内にいなかったら、迷惑に思ったりするかもしれない。
こういう立場になったからわかったこともある。

なりたくて病気になったわけではない

なりたくて病気やケガで体が不自由になったわけではないし、
いつか自分や家族がなるかもしれない。

いろいろな面でも、心のバリアフリーも、広がってほしいな～。