昼間 時間がある時は夫とふたりで散歩している。
今日は都立K公園内散歩。
K公園にはドッグランがある。
今日も元気よくわんこたちが走りまわっている。
じゃれて もつれて 追いかけて。
わたしたちはその様子をフェンス越しに見ている。
何カ月か前は“中の人”だった。
今は完全に“外の人”。
“外の人”は寂しく見つめ
召されていってしまった娘を思うのだった。
夫の闘病生活も丸2年になる。
骨と皮だけになって あばらが浮いて やせ細って。
それでも生きようと必死に足を動かして。
夫を見ていると つくづく思う。
人は 大切な誰かのために生きているのだな、と。