気紛れ書評

かなり偏りがありますが、それでもよろしければ・・・

美人画報ワンダー

2006-11-19 21:02:44 | 女性著者
著者:安野 モヨコ
出版社:講談社 (2003/11)


シリーズ最終巻だそうで、前2巻とも読んでいた私は
かなり期待して読み始めました。


・・・
著者の考え方とか好きなので、書かれてある事はいいんだけど
今までの2巻よりも、美に対する姿勢やライフスタイルなどの話が中心で
商品や美容法やが少なかったのが残念。
私としては美容の未知のネタは何かないかな~と探すために読む本だったからイマイチでした。


構成上、今までの「まとめ」的な感じにしたほうがいいってことなのかもしれないけど。

マイ・ハウス

2006-11-19 20:43:13 | 小説(国内)
著者:小倉銀時
出版社:産業編集センター (2003/11)



表紙の絵の感じ、意外に好きです。

競売にかけられた物件をめぐっての女の戦い。

無職の旦那と引きこもりの息子と反抗期の娘のためにヘルパーとして働く(決して社員じゃない)女が
一戸建てを夢見て競売物件に手を出す一方
家族に逃げられ家が競売にかけられていることも理解できず一人で居座る女。
それらをエサに金を得ようとする女。

それぞれの切羽詰った感じや競売についてなど結構リアルですし
笑えないイタイ問題ばかりですが
登場人物の馬鹿さ加減や全体を通しての関西弁の感じなどが
あまり悲惨な感じにならず、笑える感じで読み進められます。

文体が軽いので、長編なのにすぐ読み終わってしまいます。。。
でも、中年女性の執念と悲しさを面白おかしく読めるので、楽しいとは思います。