【子規365日】■5月18日
ビール苦く葡萄酒(ぶどうしゅ)渋し薔薇(ばら)の花 1892(M25)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
向学図書・言語研究会編集「花の手帖」 小学館発行 《ばら》より
瀬戸内寂聴・齋藤愼爾「生と死の歳時記」知恵の森文庫 より 《薔薇》
《薔薇》の俳句
・善良に公園の薔薇見てかへる 風 生
・薔薇を去りうしろどこかがうらがなし 楸 邨
・電車待つ垣根の薔薇今朝は雨 素 十
横田正知編「写真 俳句歳時記 夏」現代教養文庫 より
西 逈さんのコメントです。
《赤いバラと白いバラ (西 逈)
舟木一夫の「高校三年生」が〽赤い夕日が‥‥で始まり、三田明の「美しい十代」は〽白い野ばらを捧げる僕に‥‥で始まる。その好対照が印象に残っています。「ひばりの花売娘」は〽花を召しませ ランララン 愛の紅ばら 恋の花‥‥で始まります。ちなみに二番の歌詞は「白いミモザ」、三番は、赤白黄色のチューリップ。「悲しき口笛」にも、「恋の花ゆえ口づけて 君に捧げた薔薇の花」の歌詞が。驚くなかれ! 美空ひばり、まだ十二歳である。》