今週のbeを、お楽しみください。
まず、1.街のB級言葉図鑑 - 鰢
どう読むのでしょうか?
2.サザエさんをさがして - おかあさんコーラス
今はお母さんコーラスと言うのですね。
私は、漫画のようにママさんコーラスと覚えています。
3.歴史のダイヤグラム - 「ただいま」は「まもなく」?
電車の発車言葉も色々あるのですね。
【子規365日】■3月21日
看病や土筆(つくし)摘むのも何年目 1902(M35)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
《土筆》の俳句
木賊科の草で、地中に長い根茎がある。早春に地下茎をだす。地上茎には栄養茎と胞子茎があって、
前者が杉菜で後者が、いわゆる土筆である。頭の先が筆状で一節ごとに黒の蓑のような皮、
俗に言う袴というのをつけている。成長にともなって、節々の間が長くなる。嗽(わか)いうちに
摘んで、飯に炊き込んだりつくだ煮にする。日当たりのよい畔や堤などに生えている。
・つくづくしほうけては日の影ぼうし 召 波
・桶水に浮きて軽さよ土筆 温 亭
・土筆つむや追ひより添ひて話かな みさ子
横田正知編「写真 俳句歳時記 春」現代教養文庫 より
谷口 璽照さんのコメントです。
《節談説教の言葉遊び (谷口璽照)
節談には、同じような言葉を繰り返して使うことがあります。いつも普段に絶えず「しょっちゅう」という類いです。
他にも、朧化(ろうか)叙法というのがあります。「ほとんど、おおよそ、あらまし、たいがい」などという副詞、あいまいにぼかす表現を言いますが、例えば「だいたいの人が」と言えば、全員ではないけれども、という意味で十中八九ということです。これが「たいていの人が」となると九分九厘、ほとんどという意味になります。》
他にも、朧化(ろうか)叙法というのがあります。「ほとんど、おおよそ、あらまし、たいがい」などという副詞、あいまいにぼかす表現を言いますが、例えば「だいたいの人が」と言えば、全員ではないけれども、という意味で十中八九ということです。これが「たいていの人が」となると九分九厘、ほとんどという意味になります。