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金剛寺

2019-01-26 22:09:42 | 大阪
2019年1月23日、お参りしました。
パンフレットより『奈良時代、聖務天皇からの命をうけて行基菩薩が密教の寺院「天野山金剛寺」を創建。平安時代初期に「弘法大師が密教練行の聖域にした」との言い伝えが数々残っています。平安時代末期にになると、境内は荒れ果ててしまい、八条女院の政治力と阿観上人の知恵と手腕で復興を成し遂げました。寺領は拡大を続け、子院の数が100を超えて行きます。古い境内図を見ると、伽藍を中心にたくさんの子院が建ち並び、都市に入る門は二重になっています。これは枡形と呼ばれ、城郭の門と同じ構造をとっており、外敵から身を守ることを想定した都市計画がなされています。総合大学クラスとなった学問所から知能にと邁進していきます。清流に恵まれた土地柄、清酒づくりに成功して僧坊酒を生産するなど、商業の流通も発展しました。労働力で生産量をあげて、地域の経済を潤していきます。当時、日本でも流通していた中国銭も境内から多くみつかっています。中世に巨大な境内都市として発展してきました。時を刻み続けた寺院史は濃くふかく、類稀なる文化財を現世へと残しています。』
大阪府河内長野市天野996
map
総門

案内図

所化部屋

寺務所











楼門(重要文化財)
「鎌倉後期(1275-1332)建立、三間一戸楼門、入母屋造、本瓦葺。」



増長天立像(重要文化財)



食堂(重要文化財)
「室町前期(1333-1392)建立、桁行七間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、本瓦葺、正面軒唐破風付、本瓦葺。」



鐘楼(重要文化財)
「室町前期(1333-1392)建立、桁行三間、梁間二間、袴腰付、入母屋造、本瓦葺。金剛寺の建物としてはめずらしい唐様の様式を取り入れている。主要部は丹塗、板類は胡粉、連子は緑青、袴腰は黒塗である。」

金堂(重要文化財)
「平安時代治承2年(1178)建立、桁行七間、梁間七間、一重、入母屋造、正面向拝一間、背面一間通り三間庇、本瓦葺。」









多宝塔(重要文化財)
「平安後期(1086-1184)建立、三間多宝塔、こけら葺。豊臣秀頼公による修理の際に大改造された。昭和13年の解体修理で、わが国最古の多宝塔の形式をとどめた極めて貴重な建物であることが判明した。」







経蔵(大阪府指定文化財)

宝蔵(大阪府指定文化財)

薬師堂(大阪府指定文化財)

五仏堂(大阪府指定文化財)
「平安時代の創建。三宝院とも大日堂とも称された。慶長11年(1606)の再建。」



御影堂(重要文化財)
「桃山時代の慶長11年(1606)建立、桁行四間、梁間四間、一重、宝形造、正面向拝一間、背面向拝二間、観月亭 桁行南面一間、北面二間、梁間一間、一重、東面向唐破風造、西面御影堂に接続総檜皮葺。」



法具蔵(大阪府指定文化財)

護摩堂(大阪府指定文化財)

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